ツツピィーさんの投稿一覧

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評価1 4% 32
71 - 80件目/全101件
  1. 評価:5.000 5.0

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    名作ということしか
    今まで分からず、
    タイトルを耳にしたことはあったけど
    実際に読むのは初でした。


    寿命のある
    人間たちの人生と
    同じ姿で時をきざむ
    バンパネラが対照的に描かれていて、
    それが
    バンパネラの悲哀や孤独感を
    浮き彫りにするようで切なかった。
    静かな哀しみの表現が、
    より哀しく感じさせる気がした。


    不老不死ならば
    メリーベルはエドガーと
    ずっと一緒にいる存在だと思い込んでいたので、
    予期せぬ突然の別れがショックでした。


    メリーベルは
    エドガーにとっては
    人間だった頃から
    ずっと一緒に生きてきた妹。


    バンパネラに効く銃が
    何でよりによって
    ここにあるのか、という不運。
    しかも
    発泡した男性は恐怖にかられて
    錯乱気味で、
    人間であるそっちの方がこわかった。


    体調悪そうだったメリーベルは
    血を飲んでいないからだっただろうに…。
    バンパネラなら何でもかんでも撃てばいいみたいな
    この男性こそ危険に感じたし、腹が立ちました。


    メリーベルを大事にしていたエドガーが
    想像より理性的に振る舞ってるのも意外だった。
    もっと泣き叫んだり、怒り狂ってもおかしくない状況。


    ここでハッとしたのが、
    エドガーは子供の姿をしているけど
    内面は子供ではないということ。
    長い年月を過ごすうちに
    身に付いてしまった強さ、
    大人の鎧みたいなモノを実は着てたりするんじゃないかと思えてきた。
    子供の姿だけど、
    本当は長い時を生きてきた存在なんだぞ…という表現として的確すぎて、
    「見事な表現」っていう言葉は
    こういうときに使うんじゃ…と思いました。


    吸血鬼がこわい存在というよりも
    切なくて哀しい存在に思えてくる。
    それでいて
    悲劇的なイメージともちがう。
    やさしげな雰囲気と
    きれいな響きのある言葉で
    描かれた世界観です。


    読み進めるうちに
    後からジワジワくる感じでした!
    質や格が一味ちがうというか、
    物語に凄みがありました。

    • 4
  2. 評価:5.000 5.0

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    主人公は兄の代わりとして
    男装することになるのですが、
    この主人公は
    けして男勝りでも
    腕っぷしが強いわけでもなく
    キリッとした、かっこいい男装の麗人になっていくという話でもない。

    ただの女の子が
    村人の命を守りたい一心でついたウソを
    ずっとつき通して、
    自分が兄として生きることで
    みんなの命を、未来を背負おうとする話です。

    家族と村の敵討ちとはつまり、
    国を支配する勢力を滅ぼすこと。
    敵討ちでは済まされない、
    平和を手に入れるための革命的な闘いをするということ。

    バトルモノというより
    ストーリーやキャラの心理描写などを
    深く掘り下げてる感じです。
    なので敵キャラの中にも引き込まれる話があったりする。

    長編ですが
    その過程が面白くてとても感動するので、
    オススメです!

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

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    マヤが演じた役でとくに好きな役!

    学校で初めての劇・ビビ役
    「天の輝き」サトコ役
    「二人の王女」アルディス役
    「嵐が丘」キャシー役
    「奇跡の人」ヘレン役
    「女海賊ビアンカ」ビアンカ役
    「真夏の夜の夢」妖精パック役
    「忘れられた荒野」狼少女ジェーン役

    などがとくに好きです!
    役作りの段階も含めて面白い!

    ライバルの姫川亜弓さんが演じる役では、

    「奇跡の人」ヘレン役(マヤとのダブル主演)
    「吸血鬼カーミラ」吸血鬼カーミラ役
    「二人の王女」オリゲルド役

    などが、とくに印象に残ってます。
    いいライバル関係である二人が好きです!


    今どきのセンスとか、今どきのファッションとか、令和の時代にムリに合わせた雰囲気作りにしなくてもいい。
    きっと大半の読者が「ガラスの仮面」に求めてるのはそこじゃないと思う!
    なので
    作者さんには今どきとか時代の流れのことはあまり気にせず、自分の描きやすい形で続きを描いていただきたいです。

    正直、携帯が出てきたり
    桜小路くんが「マジ」を使ったり
    ムリして今時感を出そうとしなくてもいいように感じました。
    (もちろんあってもいいけど)

    好きな漫画が完結しない、続きを読めないことが一番悲しいです。
    また続きをやってくれることを願ってます。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

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    今までアニメでしか知らなかったけど
    漫画で読むと
    内容をよりじっくり味わえる気がしました。

    1つ1つの惑星ごとに特徴があって
    列車の停車時間は各駅で短いけど、
    読みごたえがあります。
    次はどんな惑星に着くか、楽しみになってくる。

    そして哲郎と一緒にいるメーテルの魅力に
    あらためて気付きました!

    メーテルは
    常に気配りな人であって、
    博識で、冷静沈着。
    自分と哲郎の身を守れるだけの強さを兼ね備えていて、
    いざというときに機転や鼻もきく。
    メーテルがいるだけで
    めっちゃ心強いし、安心感がちがう。

    たまに
    メーテルってこんなキャラだったんだ、と
    意外な一面もあって、より好きになりました。

    「山賊さん」「泥棒さん」とか
    悪事を働く輩を「さん付け」で呼んでしまうところが意外。そのギャップについ、メーテルかわいい!と思ってしまいました。

    謎めいた美女かと思いきや
    雑誌を立ち読みしたり、
    ラーメン食べたり、普通の女性と何ら変わらない一面もある。
    「ビフテキ」「ごくろうさん」など
    イメージになかった言葉がメーテルの口から出てきて、意外性と親しみやすさを感じたり。
    哲郎を子供扱いせず、ちゃんと1人の人間として接するところも尊敬。

    男女どちらから見ても
    メーテルは憧れの存在だな、と思いました!

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

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    メインキャラの
    コンクールの参加者たちは、
    敵対心で火花バチバチ散らす…というわけではなく。
    ときには助け合ったり、協力したり。
    「一緒にこのコンクールを頑張ろう」という
    みんなよき仲間であり、よきライバル。

    その雰囲気があったかくて好きです。
    漫画ではよりそれを感じられる気がする。

    この作品に出てきて覚えた
    クラシックの曲がいっぱい。
    「コルダに出てきた曲」という認識で
    曲に興味が出たり、好きになったりしました。

    みんなそれぞれ
    音楽に対する自分の向き合い方がある。
    個性がバラバラなように、
    抱える悩みもさまざまで…。

    原作は乙女ゲームですが
    恋愛だけではなく、
    奥が深い作品だと思いました。

    「それでもやっぱり音楽が好き」
    各々が葛藤のはてに、導き出すのは
    たどり着く答えは…結局みんなそこっていう。
    その気持ちを迷わず持ったときの
    みんなが発揮する強さ。
    すがすがしくて、胸を打つものがあります。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

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    登場人物みんなが
    交代で主人公になります。

    登場人物ごとに視点が変わって、
    それまで脇役だったキャラが主人公へ、
    主人公だったキャラが脇役へと配置転換。

    1人1人の抱える気持ちが
    ていねいに描かれていて、
    つい読み入ってしまいました。

    どのキャラの話もよかった。

    まったく重さを感じさせず
    コミカルさも随所に加わっているので
    読みやすい。

    結果的に片思いで終わる人も
    後味がよく、すがすがしい終わり方。

    みんなにやさしい光が降り注いでるような、
    希望のある内容で
    前向きな気持ちになれるのがよかったです。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

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    トリの絵が面白いです!
    重すぎず、気軽に読める内容。

    言葉だけでは上手く伝わらない、
    家事や育児のハードさ。
    ハプニングの連続。
    時には何回も一からやり直し。
    苦労したわりには報われない…。
    漫画だとどんなに大変かがよく分かる!

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

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    セリフ以上に、絵からキャラの心情が伝わってきます。
    とくに素敵なのが
    とびきりスマイルな表情!

    読んでてほんわかした気分になれます。

    さくらが先生に抱く思いは、
    まだ恋とも呼べないような
    淡くて、ピュアでかわいい恋心。

    雰囲気が全体的にあったかいので、
    読んでてかなり癒されました!

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

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    主人公のはとりが、
    体を張ったコントをしてる
    女芸人のようで面白いです。

    変顔もバンバンするし、
    性格も頭もけしていいとは言えないけど
    なんか憎めない。

    弘光とのいい雰囲気のシーンも
    この状況で、何で笑いが先行するのか…!?って感じだし。
    笑いの星の下に生まれてきてしまったのか、
    ロマンチックな展開でも
    はとりだとなぜか生かしきれず、ロマンチックにならない…。

    でもそういう残念なところも面白いし、
    好きです。

    ただ人によっては、
    はとりの性格がイライラする人や
    合わない人もいるかと思います。

    個人的には
    はとりより安達の方が苦手でした。

    はとりの方が明らかにイヤな奴なのに
    自分でも不思議だけど。

    安達の言ってることは、
    たとえ心が広くて立派で正しくても
    いい子ぶったようにしか聞こえない…。
    低姿勢に出てるようにみえて、
    上から目線でモノを言ってるように感じる
    ときもある。

    自分に何もないからとか言って
    泣き落としで利太を引き止めたり、
    その時点でじゅーぶんイヤな女だと思ってしまいました。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

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    面白くて夢中で読みました。

    あゆみは心が優しくて
    根っからのいい人だった。

    然子の姿になってからの方が
    むしろ、あゆみのよさというのが
    存分にキラキラ発揮されて、光ってる。

    逆に
    あゆみの姿になった然子は
    どこか陰気なオーラが漂う。
    外見がよくなっても
    中身がいかにねじ曲がった性格なのか、
    証明されたみたいで皮肉な感じ。

    ただ然子の気持ちも否定はできないし、
    共感はできます。
    誰かへの妬みとか、汚い気持ちとか。

    でも中身ってやっぱり大事だと思った。

    火賀くんのあゆみへの想いにはジーンとくるし、感動させられる。

    • 1

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