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作品レビュー
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11 - 20件目/全99件

  1. 評価:5.000 5.0

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    登場人物の心理描写がていねい。
    言葉では簡単に表現できないような
    何ともいえない細かい感情を、
    上手く捉えてると思った。


    ストーリーは淡々と進む。
    登場人物たちは
    あまり顔に感情を出さない。
    しかしその内面では
    悩み、考え、熱い気持ちを持つ。


    回天に搭乗する。
    その時点で死を意味するということ。


    しかし
    命じられるのが
    同じ「死」だったとして、
    渡辺たちが志願したのは
    敵を撃沈するためだった。


    「自分たちにとって意味のある死」
    だったからであって
    けして無謀な作戦の「犬死に」のためではない。
    同じ死でも、意味がちがうという主張。


    それでも下される命令が
    無謀な作戦の「犬死に」である残酷さ。


    ウソの戦果報告に気付いていて、
    無謀な作戦に気付いていて、
    全てを分かった上で
    それでも搭乗しなければならなかったということ。


    ただでさえ回天という存在に
    ショックを感じたのに
    ますますやりきれなく、悲しみが増した。


    強行策に突き進む
    上の立場にいる人々に対して、
    正気の沙汰と思えない。
    戦争は狂気で
    人を歪ませてしまうのだと感じた。


    読まなければ分からなかったことだらけ。
    考えさせられる作品です。
    知ることしかできなくても
    せめて知らなければ、という気持ちに
    なりました。

    • 4
  2. 評価:5.000 5.0

    思わず、「そーだそーだ!」と賛同

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    違法サイトと知らず
    海賊版をうっかり読んでしまった人たちにしてみれば
    それが一体どんな悪影響を及ぼすか知らなかっただけ。
    知ったときはたぶんショックだと思う。

    きっと自分が悪いことに加担したような
    気持ちになって、自分を責めてしまうはず。

    漫画家さんだけじゃなく、
    読み手のそんなピュアな気持ちまで踏みにじる海賊版、ゆるせん!
    と思いました。

    違法と知りながら
    漫画への悪影響まで全て知った上で
    読んでる輩も存在するとしたら、それも腹が立つ。

    各漫画家さんによる一人一人のページは短いです。
    でも短いなかに中身がギュッと詰まってる。
    みんな同じお題なんだけど、個性が出てて面白かった。

    冷静で分かりやすく海賊版を解説した説明と、
    熱い思いが込められた漫画でした。
    たくさんの人に届くといいなと思った。

    • 4
  3. 評価:5.000 5.0

    ダイヤのA

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    以下、主人公・沢村の個人的に好きなセリフです。

    「おいしょ~!」

    「ガンガン打たせていくんで、バッグのみなさんよろしくお願いします!」

    「しょ…将軍!(注・監督)」

    「ボス!(注・監督)」

    「わははははは!」

    「おーしおしおし」


    声の音量がでかくて、ハツラツと元気な沢村。

    そんな沢村も
    先輩や色々な人に叱られたり、落ち込んだり、悩んだりもしますが、
    カベにぶつかりながらピッチャーとして階段を上っていきます。

    公式戦でレギュラーになれる者、なれなかった者。
    どうしても分かれてしまいますが、それでもチームのために、という思いはみんな強い。

    試合に出られない控え組も、
    それぞれが自分のできることを惜しまずにやろうとする姿が、素晴らしいです。

    試合に出られない選手も含めて、
    全員1人残らず、みんなで一つのチーム!みんなで戦う!
    野球って本来こういうものなんだよ、とあらためて実感させてくれる漫画です。

    • 4
  4. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    全2話という少ない話数に関わらず
    心理描写がていねい。
    短い中でここまでまとめられるっていうのが
    まず、すごい気がしました。

    人によるのかもしれないけど
    個人的には感動的な、いい話でした!

    男の子視点に立つと
    さっさと早く告白すればよかったのにと
    思わなくもない。
    (恋愛感情だったのか定かじゃないけど)

    それができないからこそ続く幼なじみ。
    もし好きなら言い出せないというのが
    この男の子の弱さでもあり
    葛藤に感じました。

    2人の気持ちは2人にしか分からないけど
    個人的には幼なじみ同士で
    くっついてほしかった!

    でも2人の関係が
    素敵に思える終わり方だった。

    たとえパートナーじゃなくても
    お互いが特別な存在であることは変わらず
    2人の歴史はなくならない。
    今までありがとう。
    そしてこれからもよろしく…。
    男の子は娘を嫁にやる父親っぽい心情だったのかもしれない。
    そこがちょっと切なく感じられたのかもしれないです。

    目立たないけど
    新郎も2人に理解があって
    いい人だと思いました。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

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    名作ということしか
    今まで分からず、
    タイトルを耳にしたことはあったけど
    実際に読むのは初でした。


    寿命のある
    人間たちの人生と
    同じ姿で時をきざむ
    バンパネラが対照的に描かれていて、
    それが
    バンパネラの悲哀や孤独感を
    浮き彫りにするようで切なかった。
    静かな哀しみの表現が、
    より哀しく感じさせる気がした。


    不老不死ならば
    メリーベルはエドガーと
    ずっと一緒にいる存在だと思い込んでいたので、
    予期せぬ突然の別れがショックでした。


    メリーベルは
    エドガーにとっては
    人間だった頃から
    ずっと一緒に生きてきた妹。


    バンパネラに効く銃が
    何でよりによって
    ここにあるのか、という不運。
    しかも
    発泡した男性は恐怖にかられて
    錯乱気味で、
    人間であるそっちの方がこわかった。


    体調悪そうだったメリーベルは
    血を飲んでいないからだっただろうに…。
    バンパネラなら何でもかんでも撃てばいいみたいな
    この男性こそ危険に感じたし、腹が立ちました。


    メリーベルを大事にしていたエドガーが
    想像より理性的に振る舞ってるのも意外だった。
    もっと泣き叫んだり、怒り狂ってもおかしくない状況。


    ここでハッとしたのが、
    エドガーは子供の姿をしているけど
    内面は子供ではないということ。
    長い年月を過ごすうちに
    身に付いてしまった強さ、
    大人の鎧みたいなモノを実は着てたりするんじゃないかと思えてきた。
    子供の姿だけど、
    本当は長い時を生きてきた存在なんだぞ…という表現として的確すぎて、
    「見事な表現」っていう言葉は
    こういうときに使うんじゃ…と思いました。


    吸血鬼がこわい存在というよりも
    切なくて哀しい存在に思えてくる。
    それでいて
    悲劇的なイメージともちがう。
    やさしげな雰囲気と
    きれいな響きのある言葉で
    描かれた世界観です。


    読み進めるうちに
    後からジワジワくる感じでした!
    質や格が一味ちがうというか、
    物語に凄みがありました。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

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    今までアニメでしか知らなかったけど
    漫画で読むと
    内容をよりじっくり味わえる気がしました。

    1つ1つの惑星ごとに特徴があって
    列車の停車時間は各駅で短いけど、
    読みごたえがあります。
    次はどんな惑星に着くか、楽しみになってくる。

    そして哲郎と一緒にいるメーテルの魅力に
    あらためて気付きました!

    メーテルは
    常に気配りな人であって、
    博識で、冷静沈着。
    自分と哲郎の身を守れるだけの強さを兼ね備えていて、
    いざというときに機転や鼻もきく。
    メーテルがいるだけで
    めっちゃ心強いし、安心感がちがう。

    たまに
    メーテルってこんなキャラだったんだ、と
    意外な一面もあって、より好きになりました。

    「山賊さん」「泥棒さん」とか
    悪事を働く輩を「さん付け」で呼んでしまうところが意外。そのギャップについ、メーテルかわいい!と思ってしまいました。

    謎めいた美女かと思いきや
    雑誌を立ち読みしたり、
    ラーメン食べたり、普通の女性と何ら変わらない一面もある。
    「ビフテキ」「ごくろうさん」など
    イメージになかった言葉がメーテルの口から出てきて、意外性と親しみやすさを感じたり。
    哲郎を子供扱いせず、ちゃんと1人の人間として接するところも尊敬。

    男女どちらから見ても
    メーテルは憧れの存在だな、と思いました!

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

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    面白すぎて、読み始めたら時間を忘れて読むことに没頭してしまった。気付けば手持ちのポイントも使って読んでしまいました。

    読む前に何も情報を知らなくて、ホラーとか怖い系の話なのかな?と勝手に思ってましたがそんなことはなかった!こわくないしグロくない。

    エミリコを始めとした愛着のわくキャラたちがたくさんいて、すっかりハマってしまいました。

    不思議な世界観と設定でナゾも多いけど、生き人形やお影様たちみんな個性的で好きです。
    できればどのキャラも幸せになってほしいと思いました。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

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    ネタバレ注意です。


    感動して泣けた作品。
    いい話です。

    ただ、途中から
    むずかしい話になっちゃった。
    着地点は何でそうなるって感じた。

    真相とか
    世界の仕組みとか
    思ってたのとだいぶちがった。

    自分の中で1番物語に求めたのは
    世界観の壮大さじゃなかった。

    ハッピーエンドに悲しさとかいらなかった。
    見たかった結末。
    でも嬉しくはなかった。


    ハッピーエンドなのに悲しかったこと。
    ゴーシュはカムバックしないのかよ…。
    もうラグとニッチは人の姿で会えないのかよ…。
    凝った設定かもしれないけど
    なんか
    この結末のために読んできたわけじゃないっていう思いになって
    なかなか受け入れがたかった。

    単純なハッピーエンドではいけない理由や意図、こだわりがおそらくあるのだから
    それを否定したくはないし作者さんの描きたいモノが1番に尊重されるべき。

    なのであくまで個人の勝手なただの感想です。

    だからって
    作品自体を好きな気持ちはなくならない。
    いっぱい感動させてもらったし
    面白いと感じたのも本当。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

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    主人公たちのやさしい人柄に泣ける。

    感動とあたたかさに包まれる一方で、
    先を読むのを
    ためらう気持ちも生まれました。

    この先に何が待ち受けてるのかを思うだけで、
    おそろしかった。

    今まさに自分をあたたかい気持ちにさせてくれてる作中のキャラたちが…
    どんな目に合うかを考えるだけでゾッとした。

    主人公たちを
    好きになればなるほど
    笑顔であれば、あるほどに
    読むのがツラくなっていった。

    それほどまでに心を揺さぶり
    感情移入できる作品だと思いました。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

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    数ある転生モノの中で一番好きです。
    最初はそこまでではなかったけど
    ストーリーを読み進めていくほどに
    気付いたらハマっていました。

    涙ぐましいアタナシアの努力は
    ちゃんとパパに届きます。

    ポーカーフェイスなパパ。
    最初は自分のためだけに必死だった
    アタナシアですが
    パパを想う気持ちがやがてホンモノになっていきます。

    どうかこの二人の関係を誰もこわさないで、と思わずにいられない。

    ギャグなノリだけでなく
    ときには切なくて、
    泣けるシーンもあった。

    この作品に出てくるキャラたちのこと、
    大好きでいとおしくなってしまいました。

    カラーが映えてキレイな絵も素敵なので
    オススメです!

    • 2
全ての内容:★★★★★ 11 - 20件目/全99件

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