本当の真の加害者が、犯人が…いい人ぶって手紙や電話をよこしてくる。
親とも思えない鬼畜な仕打ちを娘にしておいて、外ではまっとうな人の親ですという顔をしてる真の犯人。
それは愛理の両親。
ゆーくんが信じてるのは人の皮をかぶった悪魔。
愛理はその正体を知っている。
ひろくんは同じ境遇だったから分かる。
ゆーくんは生きてきた世界がちがいすぎて発想までいかない、だから愛理が本当のことを言うしかないんだけど…それはどうしてもしたくない様子。
言えばいい、という簡単なことじゃないのだと思う。
性被害で「セカンドレ◯プ」という言葉があるのを思い出した。
たしか一回めは犯人に、さらにその後、現場の内容を警察などの第三者に知られること。
証拠の写真や映像で自分の裸を犯人以外にも目撃される。頭の中でイメージされる。
それによって被害者がさらに受ける精神的苦痛や辱しめ…のような意味だったと思う。
自分がされたおぞましい内容を
知られたら自分自身が耐えられない。
好きなゆーくんなら、なおさら。
本当のことを言わないことで
愛理は何かを必死に守っているようにみえる。
でもこのままじゃラチがあかない。
どうしたらいいんだ。
ゆーくんはたぶん言わなきゃ永久に気付かないタイプだよ愛理!
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けだものたちの時間~狂依存症候群~(分冊版)
056話
第28話 破壊(2)