2.0
かなり極端な人物設定が気になります。
こんな友人関係とか高校とか、変態な優等生とかこれでもかってくらいに特殊なものを集めて作られている気がする。
気分はかなり悪いです。たとえエンディングでヒロインが強くなり救われるものだとしてもここまで落とし込むのは
おかしい。まずは中学時代の友人、確かにヒロインが頼り過ぎ。結果として成績を上げたヒロインだけが希望の高校に入学できたとしても、それは恨まれる筋合いでも何でもない。心の中で妬んだり、苦い思いをしても今までの一緒に過ごした時間や絆がその程度だっただけであって、あんなに露骨に憎しみをぶつけるだろうか?そのことがトラウマになって高校に入ってからも上手く人間関係を築けないヒロイン。でもほぼほぼ周囲は性格に問題がありそうな日和見型の人間ばかり。マナミの彼のカツミに至ってはソシオパス、犯罪者気質で異常性愛者。表面は爽やかな優等生を装い、その実ストレスを女性にぶつけ支配しようとする。ここまで極端な登場人物を作り上げる必要ってあるんだろうか。ここまで最低な部類の人間を集めなくても、学校で上手く人間関係を築けない子達へのメッセージや本当に大事なものの見方や考え方、他者評価の曖昧さなんて語れるはず。話題を集めるためなのか、作家さんがこれに似た過酷な学生時代を過ごしたのか、あるいは相当なM(失礼)なのか・・・
この先は神経や感受性と言ったものに蓋をしないと中々、読み進められそうにない。
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ライフ