5.0
知るべき現実
医療関係の仕事をしています。家族を精神科に最近特に入院させて欲しいと望むご家族からの相談受けます。が、実際にはほとんどお受けできません。病院自体がキャパオーバーなのです。ご家族はあちこちの医療機関に相談し、八方手を尽くしてもどうにも出来ず悲鳴をあげるようなそんな感じでお話しされています。この作品の中にも家族との関係から心を病む患者さんが多く描かれていますが、何が原因であろうともこの主人公の事務所のような相談出来る拠り所が身近にある事が大切だなーと痛感しています。社会情勢の悪化で更に精神疾患が増えつつある昨今、もっとこういったサポート体制が整っていく事が大事だと考えさせられる作品です。
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