5.0
ほんっと今回もちぐはぐなやり取りが面白過ぎた。コントやな!
李白のからだをあれだけの至近距離で熱心に眺めても絶対に触れたりしないんだよねぇ。猫猫は。
でもまぁ、あんな現場押さえられたら、ああなりますわな。事情を知らなかったら。
『うちの侍女』『君』『猫』…ジンシは特定の相手以外の名を不自然なほど呼ばない。
後々のためにお金で李白に貸しを作りたかったのかもしれないし、金(利害のみ)で動く人間なのか知りたかったのか、あるいは猫猫から少しでも遠ざけたかっただけなのかもしれないが、李白には確固たる信念があり、信用に足る人物であることがわかったんだな。猫猫の前以外では珍しいジンシのあの裏のない笑顔。信用してる人に見せる顔だよな。阿多妃にもああいう嘘のない笑顔を見せていたような気がする。猫猫が懐く理由が理解できたって感じかな。
しかし、すごい信頼性だな。猫猫フィルター。李白が信用できる人物であることを、ジンシは一応自分でも確認したかった、それだけなんだもんな。きっと。
絶対的に敵が多いところに身を置いているのだから、真の味方は一人でも多いに越したことはない。
- 3
薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳
057話
第二十六話 身請け作戦 -2