3.0
クセのある絵で大人な感じの物語でした。
アンは母親のせいで男性から性的興味を持たれてばかりで辛かっただろうと思うけれど、そこまで母親と真逆の生き方をしなくてもよいのでは?と思いました。
『あのシャンテルの娘だから』と偏見を持たれていましたが、アンも『男性はきっと自分を母親と同じような目で見る』と決めつけていたので、お互い様ですね。
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5585位 ?
クセのある絵で大人な感じの物語でした。
アンは母親のせいで男性から性的興味を持たれてばかりで辛かっただろうと思うけれど、そこまで母親と真逆の生き方をしなくてもよいのでは?と思いました。
『あのシャンテルの娘だから』と偏見を持たれていましたが、アンも『男性はきっと自分を母親と同じような目で見る』と決めつけていたので、お互い様ですね。
二十歳前の女の子なのに聡明で勇敢なヒロインでした。
口は達者だけど、嫌味がなかった。
マーカスも偉そうで横柄なだけかと思いきや、優しくて頼りがいのある男性で素敵でした。
多くのハーレクイン作品のようにイライラするくらいの拗らせもベッドシーンもなく、最後も二人が素直に自分の気持ちを伝えあっていてとてもよかったです。
仕事を優先したせいで、妻と息子の死に目に会えなかった過去をもつリーアム。
気の毒だとは思うけれど、とらわれすぎなような気が…
最後、トラウマを克服してハッピーエンドでしたが、なぜか感動はしませんでした。
ハーレクインにつきものの、勢いでのベッドインや妊娠、他人を見下す言動などがなかったことは評価でぎます。
それぞれが過去にトラウマを持ち、ケンダルは人目を避けて恋愛に臆病になり、ハドソンはカメラが持てなくなっていた。
ハドソンがまずトラウマを克服し、ケンダルも一歩を踏み出せてハッピーエンド。
相手がいなくなるとなれば勇気が出る、というまさに王道でした。
人物の目の焦点が合ってないようで気になって、物語があまり入ってきませんでした。
アレッサンドロが最後にやっとメガンのことを考えるようになったけれど、それまではずっと自分勝手でいくら仕事での成功者でも迷惑な男だなと思いました。
7年前、なぜ別れる理由をちゃんと言わなかったのか謎です。
両親のことや仕事で成功したいことを正直に話していればよかったのに。
この作者さんの他の作品で、絵が好きになり迷わず読みました。
やっぱりキレイ。
目の書き方が独特だけど、それがとてもハマります。
麻子と社長の仲の良い口げんかを軸に、社長と早乙女さんのデキてる説を挟みながらテンポよく話が進みます。
主人公二人が互いにトラウマを抱えながらも支えあっていく、大人の恋愛で素敵でした。
早乙女さんもいい男すぎて…
私なら社長と早乙女さん、迷ってどちらも欲しい!
非現実的シチュエーションでお嬢様と執事という憧れ要素もあって最後まで楽しく読めました。
良ちゃんはお嬢様らしくなく、元気で明るくて前向きで、困難も周りを巻き込んで解決していきます。
それまで自分の知識や能力を伸ばすためひたすら努力してきた伯王も、良と知り合って今まで感じなかった優しさやあたたかさを知ります。
二人がブレることなく最初から最後まで相手を思いあっていて、うらやましかったです。
ただ、二人とも自分の気持ちに気づきながら、なかなか進展しなかったのがじれったかったです。
何の罪もない弟王子が不憫でなりません。
兄弟は普通に仲がよかったのに…
自分の子どもかわいさと、自分の地位や権力のために兄弟の仲を割いた王妃にムカつきました。
話の流れは好きでしたが、二人がくっつくまでにもうひとつふたつ障害があればもっとのめり込めたかな、と思います。
短編ではなくなってしまいますが、王と妃になるまでや、なってからの話があればなぁと思いました。
アーリクがロザリーの陰口を言う女性たちに紳士的にかつ毅然と『子どもの父親は自分だ』と言ったところはとても素敵でした。
国民が納得するよう事実を曲げることも、ロザリーを守るためで、嘘も方便ですね。
嘘つきで女ぐせが悪いトムが腹立たしくて仕方なかった。
トムがクズすぎるからオリヴァーがまともに見えるけど、グレースに好意をもつとミランダを簡単に捨てたのだからやってることはトムとさほど変わらない。
グレースのどこを好きになったのかもよくわからなかった。
最低兄弟という印象しか残らない作品でした。
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ルール破りの恋