5.0
カリナが不憫でなりません。
愛されてるけど、真ん中の子というのは忘れがられがちになる、という典型的な立場の主人公。
主人公なのに、何故「脇役」とタイトルがあるのかが少し不思議ではありましたが、読んでいくと理解出来ます。
長男の兄は後継者なので、期待に応えられる存在でなければならず、両親の目が行きがちになり、弟はやんちゃで手が掛かり、妹は病弱で真ん中の主人公は蚊帳の外にさせられて育ってしまった可哀想だと思えてならない。
だけど、その主人公は余命宣告を受けたからか、自由を求め、婚約者の元に歓迎されないながらも世話になると、お互いに想いを寄せていきます。
婚約者、ミリアンにはカリナが余命宣告を受けているのを隠しながら、結局バレますがミリアンはカリナに生きて欲しくて奮闘する姿が素敵です。
父と兄が迎えに来たけど、カリナから絶縁宣言されても、父はカリナの我儘だ、と聞く耳を持たず、兄は後悔していてもカリナへの接し方が分からない。
妹の主治医の先生も、カリナの初恋相手だったのに、全く気が付く事もなく、妹にばかりを心配するので、カリナに余命宣告をした医者に医師免許を剥奪される、と少しずつざまぁシーンが出て来ます。
別サイトの方で読んでるので、ネタバレですね(笑)
ノクターンが医師免許剥奪された所まで更新されてるので、そこ迄の内容です
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余命わずかの脇役令嬢