きじとらねこさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全99件
  1. 評価:5.000 5.0

    義務教育で取り入れるべき日本人の必読書!

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    全日本人が読むべき作品です!
    マルルとハチ、この可愛い猫たちの視点から猫を取り巻く社会問題を描いた名作です。
    いかに外猫が生きていくことが大変かを、猫の視点から描いていて、ドキドキ、ハラハラ毎日がサバイバルな様子を見守りながらも、猫同士のハートフルな交流、それぞれの猫の個性が楽しく生き生きとした描写で描かれています。基本的にはあくまで猫の視点で描かれているので、猫の為を思って行動するやすおさんを始めとした保護猫活動家たちも得体の知れない変な人間のように言われていたりして、そういうところも面白いです。
    それにしても、ペットショップで気まぐれにマルルを購入して、行方不明になっても探しもせず「新しいねこを買ったからもういらない」と言う飼い主や、多頭飼育崩壊を引き起こす人たち、繁殖用としてひどい扱い方をして要らなくなったら捨てる人間など、最低最悪な人間たちの自分勝手な行いの被害を被っている猫たちが次々登場して心が痛いです。
    猫は人と一緒でないと生きられない生き物なので、責任を持って明確なルールのもとにお世話をしなくてはいけないという事、もっと正しいモラルがこの動物後進国の日本に浸透することを切に望みます。
    とりあえずこの漫画を義務教育過程に取り入れる事が日本の動物問題を解決する一手になると本当に信じています!

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  2. 評価:5.000 5.0

    大正ものの中でも群を抜いて良い

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    このお話はめちゃくちゃ良い!です。
    大正時代の女中さんとおぼっちゃんの恋愛もの、そして女の子が年上の歳の差恋愛もので最初呼び名が「ねえや」になってるところ、男の子がまだ学生で学生服を着ているところ… 萌えポイントが盛りだくさんでかなり!!良いです。
    不幸な境遇にも負けず、前向きで仕事も丁寧な女中のヒロインと、そんな彼女を小さい頃から慕い続けたおぼっちゃんが久しぶりに実家に戻ってきたら素敵な青年に育っていて、いきなり求婚されるという、最初からノンストップな胸キュンストーリーです。
    最近やたらと多い大正時代の恋愛ものですが、正直、時代考証がおざなりになっているものが多いと感じます。でもこの作品は時代考証も素晴らしく、登場人物の考え方や言動、着物の着方をはじめとしたいでたち、大正時代の暮らしぶりなども丁寧に描いていて、「ちゃんとしている」と感じました。
    まだ読み始めですが良作である事は間違いないです。今後の展開にも期待大です!!

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  3. 評価:5.000 5.0

    まさに、ディストピア日常ロマンス

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    ディストピア日常ロマンスってなんだ?!と思っていたけど中盤まで読んでなるほどと納得。
    最初はただ大人の恋愛物語なのかと思っていたけど、どんどんと予想もできない方向に話が広がっていき…鯨井自身どこから来たの?誰の仕業なの?九龍って本当は?そもそもこれ、答えでるの?!と謎多き物語に夢中になっています。
    でも全部の謎の答えを置いておいても、九龍の懐かしく暖かな日常、そこに息づく人々の暮らし、そして恋愛のゆくえ…この物語の中の日常から、目が離せません。

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  4. 評価:4.000 4.0

    薄気味悪い母と圧倒的画力から目が離せない

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    僕は麻里のなかやハピネスを始め、独自の素晴らしい作品を描いてきた押見先生が満を辞して毒親というテーマの作品を描ていると知って、楽しみにしていました。先生のインタビュー記事を以前読んだ時、毒親育ちであり同時にマザコンである、という様なことを仰っていて、今回この作品を読んでその言葉が腑に落ちた感じがしました。
    まだ中盤ですが、予測不能な展開と母親の一挙手一投足が本当に恐ろしく面白いです。そして圧倒的な画力!!湿度や匂いが伝わるような高い画力が魅力です。
    主人公の言動も母親の影響を強く受けているために、理解できない事も多々ありますが、まだ子供で愛する母と愛される息子という蜜月関係がもたらす悪影響なんだろうなあと思います。
    なんとも不健全で薄気味悪い親子の物語から目が離せません。

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  5. 評価:5.000 5.0

    ドキュメンタリー的面白さ

    ドキュメンタリー的な面白さがあります。
    主人公は、舞妓さんになりたかったけど、全然向かなくてなれなかった女の子で、ひょんなことから置き屋さんのまかない担当になりました。
    毎日作る普通の家庭料理ですが、彼女が料理している様子と、置き屋さんの日常風景、そして舞妓さんたちの普通の少女の顔と仕事で見せる顔が見られて、裏方から見る舞妓さんの成長物語的な面白さがあります。上質な映画のようで人気作なのも納得の面白さ。
    丁寧な料理の描写が心を温めます。

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  6. 評価:4.000 4.0

    大人の恋愛

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    大人の恋愛は、素直になれず一筋縄ではいかないと言う事を、少女漫画的胸キュン要素として取り入れて、うまく昇華させてると思います。
    恋愛が主軸になっているけど、主人公がどこでどう生きていくか見つける物語になっていて、恋愛以外の要素も面白いです。
    私はやっぱりおじさんにはときめかないけど…歳の差も物語としては、恋愛の障壁として大いに役立ってくれていると感じます。

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  7. 評価:5.000 5.0

    あっという間に完読

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    あっという間に最後まで読んでしまいました。
    高齢化社会が進む中、決してフィクションの中の出来事とは割り切れない、現実的な切なさ、やるせなさ悲しさがあります。
    その中でも妻を思う気持ち、住人の仲間を思う気持ちなど、悲しさの中の優しい感情がこの物語をより美しいものにしていると思います。

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  8. 評価:4.000 4.0

    銀盤の王子様との恋

    フィギュアスケートの事は正直よくわからないけど、小川先生が大好きなので、購入して読んでいます。
    主人公は割と素朴な女の子で、銀盤の王子様であり、スター選手の幼なじみとの間にある昔から続く信頼関係や彼を取り巻く環境のせいで、恋愛に踏み出したい気持ちを持ちながらも、それぞれが言い出すことができない、両片想いなストーリーがもどかしく応援したいポイントです。フィギュアスケートオタクの理想の王子様ストーリーみたいなところがありますが、主役の2人以外のスケート選手を始めとする登場人物たちがとても魅力的で、みんなを応援したい気持ちで楽しく読めます。
    小川先生がフィギュアスケートが大好きなんだな、ということがわかる作品です。
    正直、キスアンドネバークライほどの神がかり的な作品ではありませんが、楽しく微笑ましく面白く読める良作です。

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  9. 評価:5.000 5.0

    餌付けかわいい

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    魔王から令嬢に転生したけど人間の意識が薄いヒロインに、彼女を溺愛して餌付けする軍人と言う面白設定大渋滞の楽しい物語です。
    ヒロインがだんだんと軍人様や周囲の人々へ愛情を持って接するようになるところや、彼女のおかげで仲良くなる人々や良くなる世界、そして餌付けを趣味と言い張る軍人様などにこやかに見守りたいやさしくほのぼのした世界から目が離せません!

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  10. 評価:3.000 3.0

    カタルシスを感じる

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    サイコパスの主人公が、「クラスメイトの幸せのため」に暗躍するというストーリーが斬新で面白いです。
    毒を持って毒を制すという言葉がぴったりで、行き過ぎた行動で周囲に迷惑をかけ、問題の元となるような人たちが次々とサイコの手にかかって成敗されていく様子が一種のカタルシスを感じます。
    ただ、好みの問題ですが、同シリーズの教師版の方が好きかなと感じています。
    まだ途中なので、今後の展開に期待します。

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