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義務教育で取り入れるべき日本人の必読書!
全日本人が読むべき作品です!
マルルとハチ、この可愛い猫たちの視点から猫を取り巻く社会問題を描いた名作です。
いかに外猫が生きていくことが大変かを、猫の視点から描いていて、ドキドキ、ハラハラ毎日がサバイバルな様子を見守りながらも、猫同士のハートフルな交流、それぞれの猫の個性が楽しく生き生きとした描写で描かれています。基本的にはあくまで猫の視点で描かれているので、猫の為を思って行動するやすおさんを始めとした保護猫活動家たちも得体の知れない変な人間のように言われていたりして、そういうところも面白いです。
それにしても、ペットショップで気まぐれにマルルを購入して、行方不明になっても探しもせず「新しいねこを買ったからもういらない」と言う飼い主や、多頭飼育崩壊を引き起こす人たち、繁殖用としてひどい扱い方をして要らなくなったら捨てる人間など、最低最悪な人間たちの自分勝手な行いの被害を被っている猫たちが次々登場して心が痛いです。
猫は人と一緒でないと生きられない生き物なので、責任を持って明確なルールのもとにお世話をしなくてはいけないという事、もっと正しいモラルがこの動物後進国の日本に浸透することを切に望みます。
とりあえずこの漫画を義務教育過程に取り入れる事が日本の動物問題を解決する一手になると本当に信じています!
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ツレ猫 マルルとハチ