ダブルノノカさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全80件
  1. 評価:4.000 4.0

    祈りの尊さと信じる難しさ

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    原作も読みましたが、ヒロイン・フローラの純粋さに打たれます。
    キャラクターたちは少し幼い顔ですが、フローラはすぐに結婚そして離婚という嵐のような人生が待ち受けています。
    学生時代に知り合ったエリオットは朴訥で、ひたすら剣の腕を磨く真面目な青年でした。貧しいながら2人は教会でひっそりと式を挙げ、すぐにエリオットは不死魔獣討伐に。フローラは毎日エリオットの無事を祈ります。ここまでは2人は互いを思いやり本当に幸せでした。
    この後怒涛の展開に。何故かフローラが散財して借金までしているという噂が戦地まで届き、また戦地には兵士たちを鼓舞し祈る聖女見習いの女性が彼に近づき、偶然なのか彼女が祈った直後にエリオットの剣が聖剣に変身します。唯一無二の聖剣を手にしたエリオットはヒーローに、見習いの女性は聖女と讃えられ、これらがエリオットの心を狂わせていきます。一方で待っていたフローラには、安全なところでただ祈っているだけの女という批判が。
    何かの陰謀に巻き込まれたかのように、深く愛し合い信じ合っていた2人は離されていき、エリオットはフローラを裏切り例の女性と結ばれて、正にヒーローとなって村に帰還。新しい恋人と部下を引き連れて離婚を言い渡しに行くシーンは胸が痛みます。
    エリオットは不器用で単純でもあるので、噂を信じてしまい、自分は間違っているとは気づいていません。傷つきどん底になったフローラですが、常に誰かのために祈り続ける彼女は、その後心温かい新しい人々との出会いが待っています。
    とても純粋な世界観で、フローラはもちろん、エリオットですら最終的には憎むことはできません。スカッとしたザマァで解決していかないのもいいなと思います。
    お話はとてもおすすめですが、絵がデッサン風で好みが分かれるかなと思います。とても可愛いのですが。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    記憶喪失のヒロイン、自分の悪評に戸惑う

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    婚約を破棄するまでのタイムリミットが10日間と限られたことでハラハラさせられ、作品も割とコンパクトでお話のテンポが良く楽しく読めます。

    事故(?事件)で記憶を失ったヒロイン。すぐに縁を切りたい婚約者の話では、性格が悪く、家宝を盗んだらしく、使用人たちにも酷い態度だったらしい。でも本人は全く覚えていない上、ベッドで手当てされながら、以前の自分の話を聞かされて、一緒に呆れたり、申し訳なさそうにする姿はとても愛らしく、とても性格が良さそうで、本当に彼女の話とは思えない。
    彼もよく考えてみれば彼自身の忙しさにかまけてほぼ彼女と会ったことがなく、悪い噂は主にいとこからの情報だったと思いあたる(オイオイ)。
    彼がヒーローなんだろうけど、意外に勝手な人だし、手当してくれたドクターの方がいい印象なくらい。
    ヒロインが時々思い出す、夫らしき人との思い出は前の人生の記憶?さまざまな謎解きと恋の行方、何より婚約者をよく知りもしないで勝手に誤解していた彼が真実のヒロインを知ってどんな顔でお詫びするのか楽しみ。魅力が詰まった作品。

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  3. 評価:4.000 4.0

    理想の結婚とは?何が大切なの?

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    同棲が長くなり、まるでお母さん代わりか古女房のような扱いを受けるヒロイン・はるひ。34歳で結婚ものんびりはしていられないと考えてはいるが、相手・尚孝は朴訥で悪気はないのだろうけど、他人の側に立ってその人の気持ち、特に女性の気持ちを推察することができない。
    ヒーローの方には、がむしゃらに纏わり付いて来て、はるひの前では暴言を浴びせる後輩のぶりっ子女子が。はるひにも紳士的に想いを寄せてくれる後輩君がいて、さらに心を揺らせる。

    このまま、尚孝とダラダラ付き合って、期待する将来が開けるのだろうか?尚孝はただの後輩だと言うが、何故自分には話せない秘密を彼女と共有し彼女を優先したり、頼るような態度を取るのだろうか?
    尚孝と向き合うだけでなく、自分を思ってくれる曇りのない彼の方が幸せになれるのでは?等など揺れ動く気持ちを切々と描かれていて、続きが気になる。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    夫と愛人の家から脱出、成長するお飾り妻

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    愛人の望むままに散財し続けて家が傾き、使用人も逃げ出したヴァレリー伯爵家。お飾り妻のリーゼは、愛人の浅知恵で伯爵家を切り盛りするためだけに貧乏貴族から買った娘だった。食費の足しに質屋通いをしていたリーゼは、個人的に商売もしていた宰相アルウィンと出会い、地獄のような伯爵家での結婚生活から円満離婚し、脱出できるよう協力を仰ぐ。元々賢く努力家のリーゼは商売人として成長していく。離婚後の住まいとして無償で屋敷を一軒提供するアルウィン。しかし彼の恋心に気づかないリーゼは、恩返しにそこを商人たちのサロンにして商売を始め、更に堂々と活躍していく。

    遊び呆ける旦那様と愛人。対して知的で努力家、行動力もあるリーゼと協力者アルウィンはとても対照的。明るくバイタリティがあるヒロインは清々しい。

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  5. 評価:4.000 4.0

    地味子を独占する俺様社長

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    真面目で控えめ、いつも素顔なので目立たないけど、思いやりのある、ヒロインひかり。学生の頃、電車で助けてもらったことで海翔と知り合う。彼はクォーターで華やか、誰にでも優しい。自分とは住む世界が違うと思いつつ、ひかりはそれから8年間ずっと憧れ続けていた。
    海翔は卒業後会社を興し社長に。職探ししていたひかりもそこで働くことに。海翔はモデルや女優との浮き名を流していたが、ひかりがお洒落して友達の誘いで合コンに行ったことで海翔の心に火が付き、そこからひかりを独占するように。
    昔から、好きとは言わないかわりに、お前は俺のものだろ?と言う海翔は、勝手で傲慢、ズルい癖に、ひかりの心をを離さない。自己評価の低いひかりは自分がたとえ玩具にすぎなくても側にいられればいいと思っていた。

    ところが海翔サイドになると、実は彼も8年間、同じくひかりに片思い。ひかりは男嫌いだと思い込み、失恋が恐くて告白出来なかった。ただ彼は女性の方から寄ってくるので一途とは言えないが💦

    こんな男性に愛されるってなかなかだ。彼としてはひかりに誠実でいようと努力しているが、悪気なく俺様感満載、存在自体派手で華やか。浮気はしてなくても脇が甘くて、ひかりは何度も泣かされる。ひかりの家族や友達も心配してるし。でもそれを上回る幸せをひかりは感じてる。

    海翔さん、なかなか素敵です。絵もかっこいい。後半は遊び人だった海翔もひかりしか見ていないのが分かりますが、定着したイメージなどからひかりが泣かされるのがかわいそう。苦しい恋になりそうだけど魅力的です。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    お話は良かった。絵がもう一息

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    白石さよさん原作の仕事と恋両方で楽しめる物語。
    ヒロインは過去にトラウマがあり、いかにも御曹司的な男性が苦手だったが怪我したところを助けてもらい、彼の事情もあって契約的な同棲をすることになる。イケメン・シゴデキなうえに一緒に暮らすうちに優しさにも気づき惹かれていくが、彼はヒロインの会社の御曹司。住む世界が違うと思い知ったり、彼への経歴の素晴らしい縁談や元カノとな復縁の噂などに追い詰められて身を引く。ラストの彼のあふれる想いに、、という物語。

    さすが、お話の流れや、ヒロインの優しさや気遣い、程よいこじれ具合など楽しませてもらったが、ヒーローがすごくイケメンなだと言われる割には普通な感じ。絵と物語のイメージが違うような気がしました。

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  7. 評価:4.000 4.0

    ひたすら祈ることの尊さ

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    フローラと出征直前のエリオットは簡素な結婚式を女神像のまえであげるが二人は幸せだった。エリオットの無事をただひたすら祈って帰りを待つフローラ。
    ところが戦場での緊張、疲労、フローラを陥れる醜聞、偶然の出来事がかさなり、エリオットはフローラを捨てて、戦場で手当などをしてくれる聖女もどきと恋仲になってしまう。
    フローラの祈りが届いたのか、エリオットは無事生還し、更に聖騎士、英雄と呼ばれるが、フローラと離婚し聖女もどきと再婚する。

    安全な場所でただひたすら夫のために祈るフローラは無力、戦地で手当などに従事する女性は立派だし、乗り換えるのも当然、仕方ないと世論からフローラはたたかれる。
    このシーンは戦争の過酷さ、人の心の弱さ、祈りを軽んじる残念さなど様々なことを考えさせられる。
    このあとのエリオット、聖女もどきの反省や、フローラの幸せなど、続きが気になる。

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  8. 評価:4.000 4.0

    冷淡花婿も結局溺愛してしまう大らかな花嫁

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    王室の命令により長年敵対していた貴族の両家の息子と娘が結婚させられた。花嫁を迎えたものの納得出来ない花婿側は家族、召し使い全員でいびったりイジメたりして追い出そうと計画。
    ところが花嫁マルグリットは実家でとことんイジメられていたので、嫁ぎ先の扱いはむしろ優しく恵まれた生活だった。
    残念なのは花婿ルシアン。母親に言われるまま疑問も待たず敵家という理由だけで嫁を見捨て冷淡な態度。ルシアンは嫁ぎ先で唯一の味方であるはずの自分が愛さないと宣言すればショックで出て行くだろうと思っていたら、思いがけず嫁からも平常心で笑顔で同じ言葉を返された。これは天然のマルグリットの思いやりのつもりだったのだが、、、
    無抵抗で、かつルシアンを愛してないし愛されたいとも全く思っていないマルグリットの優しく穏やかな人柄がルシアンを変え彼の家族までも変えていく姿が見所。最後にはマルグリットの人柄だけでなく高い能力も尊敬される、夫からは溺愛されるように。マルグリットをイジメてきた実家の妹と父へのギャフンも当然あります!
    短めの完結でサクサク読めてオススメ。

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  9. 評価:4.000 4.0

    やり直しの能力、自分も欲しい

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    異世界ファンタジー。
    日頃の行いがわるかったヴァイオレットは、婚約者でわがまま放題の第二王子から別の女性を好きになったからと婚約破棄され、家族からも見捨てられ家事の中で死にかける。が、その瞬間にやり直したいとつよく願ったことで能力が発動し、そこから一年前に戻れる。
    第二王子、彼を唆した女性は、実は王室を潰そうとする黒幕に操られており、未来を見てやり直しできる能力を得たヴァイオレットは、それまでの失敗を繰り返さないように一つ一つ慎重に考えて答えを出すようになる。で運命の人ユリシーズの為、そして王室の為に奮闘する。

    やり直しで来たら、そんな願いは誰しも持ったことがあると思う。決して持てない力だけど、最初からそうできたならどう選択すべきかと考えて生きていくのは意味があると思う。

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  10. 評価:4.000 4.0

    何故ここまでズレる?愛し合ってるのに(笑

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    跡継ぎをもうけるために金髪碧眼の適当な淑女と結婚することになるだろうと諦観していた公爵様。あるパーティーで偶然貧乏伯爵令嬢グレイスを見かけ、そのしっかり主張し、ものを大切にするしっかり者の個性的な様子に一目惚れをしプロポーズする。
    だが会った記憶すらないグレイスは半信半疑なものの、天にも昇る気持ちで、婚約者としてお屋敷に向かった。しかしそこで彼の、このまま彼女と結婚するのは最悪、囮にする、という立ち話を聞いてしまう。
    グレイスは、自分は公爵家を狙う悪党を捕まえるための囮にされる、更にこの計画は(私ではない)愛する人のための計画、などと中途半端な情報を得る。グレイスはショックを受けるが、妙に納得もしてしまう。それならせめて立派な囮となって悪党を捕まえようと侍女を連れて奇想天外な計画を実行する。

    とにかく人の話を聞かすに突っ走ってしまうヒロインに、ヒーローも読者も振り回されます!またちょっぴり傲慢でこれまで何でも手に入り家柄で押さえ込めてきた公爵様。初恋に自制できなくなり、この二人は、せっかくの楽しいはずの結婚式直前のわずか三日間に、大捕物騒動に巻き込まれます。
    あきれたり、ツッコミ所もありますが公爵様の溺愛が素敵です。
    またお互いに、よくここまで勘違い、思い込み、誤解を作者さんが考えついたなと関心させられます。

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