=黒い襟巻=カメラマン淀野は特徴的な黒い襟巻をした、若き特攻兵=田中志津馬にひかれていく、単に国のプロパガンダ用の写真の撮影に来ただけなのに、とびきりのポーズを取る目立ちたがり屋の少年兵にほれ込んでしまったのだ。
彼の撮影を進めていくうちに、夜のとばりが訪れる、話し込む淀野に志津馬は、黒い襟巻のいきさつを語り始めるのであった。
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=黒い襟巻=カメラマン淀野は特徴的な黒い襟巻をした、若き特攻兵=田中志津馬にひかれていく、単に国のプロパガンダ用の写真の撮影に来ただけなのに、とびきりのポーズを取る目立ちたがり屋の少年兵にほれ込んでしまったのだ。
彼の撮影を進めていくうちに、夜のとばりが訪れる、話し込む淀野に志津馬は、黒い襟巻のいきさつを語り始めるのであった。
=警察官は薄給=警察官=地方公務員=低給料です。だから夫婦共働きは当たり前だし普通の事です。
子供が生まれたら、日向子がフルタイムで働かないと、生活は非常に苦しいです。若い頃は低賃金なのでどこの家もやりくりが大変なんです。好きな相手といっしょになっているのだから幸せでしょうと、門外漢は唱えたくなりますが、月日がたつにつれ、古い友人や同年代の親類など、身近な人々の生活も知る事になります。結婚してしまうと、自分のやりたいことや趣味にお金は使えませんし、なにもできないんです。その事が不満に思う時が来るでしょうね。
ご縁があって結ばれた・・・しかしこれからが大変なんです。未知なる荒海に船出にすぎない。
10年たっても、初々しい頃の気持ちを忘れずに。
=結婚は永久就職ではない=
良識のある警察官なら、そうする可能性大でしょう。結婚届を出さなかったのはある意味正しいと思います。
好きになったのなら、とりあえずお互いに独身のまま交際するのが良いでしょう。しかし日向子はもっと社会経験と技能習得が必要です。
結婚したらかわいい女の子ではすまされない。れっきとした人妻なんですから。旦那様のご両親や兄弟姉妹のお話がまだでてきません。長男だったらやっかいなおしゅうとめ問題もあります。結婚は当人同士だけの関係ではありません。
双方の親族や家族との交流もあります。新居に居住すれば、町内会や近所づきあいも始まります。旦那様の同僚が自宅に遊びに来ることもあるでしょう。連絡なしに不意に来る事もあるんです。そんな時、気の利いたお酒のつまみを作ってだしたり、お酌をして接待する事ができるのでしょうか??私はただただこの結婚は、社会経験の無い18才の女の子には重荷が重いかわいそうだなーと思います。高校の同級生はまだ青春の真っ只中で、友人同士で旅行に行ったり、買い物にいったり、彼氏とデートを楽しんだり、夜遊びしたりしてるのに・・・
★専門学校にした方が良いのでは?★日向子にアドバイスしたのは彼女の将来を心配したからです。学校を卒業したけど、一般社会で働いた事が無くて技能やキャリアも無いのでは、万が一警察官という職業上殉職して未亡人になってしまったら、どうやって生活していくのだろう?21世紀にもなって、働かないで専業主婦になる女性は非常に珍しいケースです。だからこそ彼女の将来を心配して、資格の取れる専門学校をすすめたわけです。本来彼女の親が諭すのですが、旦那さんの職場には、同じ仕事につくバリバリのキャリアウーマン⇒婦人警官がたくさんいるのですから、彼女たちを見て心配になったのでしょう。本当は、日向子はもっと勉強や仕事に励んで社会経験を積んで、30超えるまでに複数の男性と恋愛体験をして、甘いも酸いも噛分けた、大人の自立した女性になってから結婚すべきだったのです。
💛園~愛しているよ。💛~終戦それは晴れて家路に帰る時、そして死線を彷徨った仲間たちとの別れの時、園の愛の告白を受けて、わからないと答えて気まずい関係になってしまった鳴子、しかし二人の関係に気づくクレが機転をきかして、生まれ故郷の東北行きの飛行機に乗り込もうとする園に向かって行くようにせっつくのであった。
鳴子は園に抱き着き、二人は泣きながら激しい接吻を交わす。「園~愛しているよ。また会おう」「僕も愛しているよ文一郎さん、ずうっとこれからも」しかし園と再会するのは20年後の事であった。
~❁夏空に玉音放送が流れていく~❁
特別な放送があると命令され鳴子部隊一同他、基地の兵は全員夏空の炎天下に大きなラジオの前に集められる。
ラジオから長々と陛下の訓示が流れるなか、ついに戦争が終わった事を知らされた。混乱の中、徐々にそれぞれの思いはあっても平和が訪れる期待を胸にふくらませるのであった。一方戦いが終わった事は、死線を彷徨った仲間との別れが近い事を悟るのであります。そんな中、日本の将来に絶望した冬島が、突如ゼロ戦に乗り込み墜落事故を起こしてしまう。
悲しみにくれる鳴子部隊一同、一番若い冬島が荼毘にふされる炎を見つめてゆく。
✿愛してます。?俺にはまだわからない✿〜上官からの理不尽な暴力のあと、園にやさしく介抱される鳴子。おそらく気を失ってしまったのだろう。突然園から愛の告白を受ける。言葉に困ってしまった鳴子は、正直に自分の気持を園に伝える。「女とまだ付き合ったこともない。俺にはわからない」園の立派な体格を褒め称え、美人と結婚して家庭を持って欲しいと伝えてしまった。園は振られたと思ったのか、その後鳴子とは距離を置くようになってしまった。
””””人を愛することは難しい””””鳴子はその時点ではわからない、同性を愛する事が禁忌な時代、隠し通す秘め事だった時代。しかしこの二人の未来は長く続くのです。
✿sとM・永遠の人の関係✿〜人間には個性と人格、そして性向というものがかならずある。プライドが高くて他人に対して攻撃的で支配欲が強い人は⇒S 自己主張なし内向的な人格を持つ人は⇒M これは両方持つ人もいたりして、実際の人間関係は非常に複雑なんです。人間は他人の心の中を覗くことはできない。だからそれゆえに一方的な思い込みもあったりして、大いなる誤解を生んだり、勘違い恋愛も起こりうるのです。しかしそれは完璧でない愛すべき人間たちの、狂おしい恋愛関係であり、人生の面白さであるのです。ゲイの男性と異性愛ノンケの男性を比べると、若い頃から恋愛沙汰や自分の性向について悩む機会のあるゲイの男性は、意外と落ち着いていて年齢よりも大人の男性が多い、反対にノンケの男は年を重ねても苦労した事ないから、世間知らずで子供っぽい人が多い。
蛍火艶夜
001話
【第1話】田中志津馬一飛曹編(1)