3.0
11〜13話。沙都子の執念。最後は?。
都会の鼠を読みました。
11〜13話。ネタバレ感想ご注意ください。
主人公、山田沙都子の中学時代からのボーイフレンド田中勝之が都会でじさつしました。
勝之は都会への憧れが強く、田舎に沙都子を残し都会へ。
後日、沙都子宛に届いた手紙で、彼女にフラれ人生に悲観した事が書かれていました。
そして沙都子は都会へ。
彼女は見つかりました。黒田美帆子。
沙都子は美帆子を問い詰めますが、迷惑だと怒ります。
手が出た沙都子。
さらに罵った美帆子。
沙都子は宿で怒りに震えました。
月日が経ち、美帆子は医師と結婚。夫は多忙で贅沢三昧遊び放題。
行きつけのエステで、美帆子の担当が里見カツコに変わり顔を見た美帆子は、一瞬びっくりします。
カツコは美帆子の話を聞くので、美帆子は気に入ります。
ある日、美帆子が自宅で不倫中、彼氏が変死。
恐怖に震えた美帆子は、カツコに相談。
カツコは処理を引き受けます。片付いたのでほっとした美帆子。
そして更に月日が経ち美帆子は忘れていきました。
そんなある日、美帆子は面白い事はない?とカツコに聞きます。
独身時代の話を勧められ、気を許していた美帆子は勝之の話をします。
何気ない話で話しましたが、カツコは許しませんでした。お察しの通り正体は沙都子
でした。
あわてる美帆子。
許さない沙都子。
復讐は終わりました。カツコは容疑者でしたがすぐ顔も変えており迷宮入り。
沙都子は勝之のようにしにませんでした。
都会で生きる自信がついたからです。
おわり。
感想。都会、都会と鼻持ちならない美帆子。
バカの一つ覚えみたいに、、、と最後言い放った沙都子。
勝之の仇討ちに都会に出た沙都子でしたが、
何年も住むと都会の人間になってました。
都会コンプレックスを痛烈に皮肉った作品だと思います。
都会は人が多い分、相対的に理解してくれる人は多いと思うけど、なんせ人が多いから中々出会えません。
場所は都会でも田舎でも結局似たもの同士が寄る。
ただ都会の刺激に慣れたら、中々田舎には帰れません。
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