泣けた。表層的な知識だけではなく、それが己の血肉になってないと、こんなふうには作品に昇華させることは出来ないと思うのだが…。この作者、何者?
杉元は鹿を自分と重ねていたが、私はむしろ狂奔する鶴見中尉や土方と重ねていた。早く仕留めてあげないと…。
何れにせよ、この鹿狩は杉元にとって大きな転機になったのではないかな。何かしらのカタルシスを得たのではないかな?今話以降の杉元に何かしらの変化があるのか注目したい。
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泣けた。表層的な知識だけではなく、それが己の血肉になってないと、こんなふうには作品に昇華させることは出来ないと思うのだが…。この作者、何者?
杉元は鹿を自分と重ねていたが、私はむしろ狂奔する鶴見中尉や土方と重ねていた。早く仕留めてあげないと…。
何れにせよ、この鹿狩は杉元にとって大きな転機になったのではないかな。何かしらのカタルシスを得たのではないかな?今話以降の杉元に何かしらの変化があるのか注目したい。
毒餌に小便をかける話、シートン動物記の「狼王ロボ」にも出てきた。
二瓶と谷垣の交流。いいシーンだ。命の充実を体現するような二瓶と狼狩りに執念を燃やしつつも何処か空虚な谷垣。一見デリカシー皆無な感じの二瓶だが、温かく、そして自然に谷垣の心に入り込んでくる。不思議と心に残る。
迷信、おとぎ話の中に潜む針のような真理。
土方、振り切ってますなぁ、発言も、行動も。
な、何ぃ〜、絶滅したはずのジェダイが、もう1人ぃ〜?!
みたいな。
落馬の衝撃を回転でいなして、ターミネーターばりのダッシュ、からの照準セット。流れるような一連の動作。鶴見中尉の戦闘員としての能力の高さを鮮やかに見せてくれた。こういう細かな演出が作品全体のレベルを引き上げる。
新婚夫婦の最初のすれ違いは、それぞれの食文化の違いから起こるものらしい。杉元はこんなに歩み寄ってるんだから、アシリパさんも歩み寄ろうよ。
アイヌの思想の一端を教えてもらった。迷信の装いを纏っているが、その本質は、人間は大きな自然の循環を構成する優も劣も無い一員であるという謙虚な姿勢。
近代西洋の哲学、科学から受けた恩恵は大きい。お陰で大方理不尽な目に遭うこともなく、安全安心な暮らしを送れる目算が高い。
しかし、気候変動や熊の出没問題に直面している今日、近代西洋の哲学、科学の方程式の行き詰まりを多くの人が感じているのではないだろうか。
アイヌやインディアンの思想から学べる事は多いと思う。だが我々は今受けている恩恵を自ら手放すことが果たして出来るのだろうか?
アシリパさんの話し方が好きだ。最短で的を突く感じ。現実的で筋が通ってて理知的だ。
ゴールデンカムイ
053話
第24話 生き抜いた価値(2)