そもそも養父母が揃ってクズだし、貴族令嬢として必要な教養だとは言え教育方法や恩の着せ方その他においてなかなかの毒親ムーブされて育ってきたから、アメリアの性根がねじ曲がるのもやむ無しではある
それに本人が「自分はつらい境遇にある」ということを自覚しながらも覚悟を決めざるを得なかったのは、貴族令嬢としてスラム時代よりは物的に恵まれている今の生活と、何よりも自分の心を守るための防衛本能みたいなもんだったんだろうとは思う
そう考えると、やはり元凶はどうあがいてもクズ養父母
だからといって、自覚ある中でターナやウィルにしでかしてきた言動が許されるかっていうとそこは別問題なんだよなあ
読者諸氏のコメントでの反応を見るに「悪役令嬢(アメリア)の情状酌量要素となる設定やその描写は不要!とにかくざまぁされろ」な意見が優勢っぽいので、読者にカタルシスを与えて不満を出さないという意味では、アメリアには(少しかわいそうではあるが)貴族令嬢からの平民落ち&修道院行き(ざまぁレベルを上げるならスラム行き)と周囲の掌返しによる絶望を与え、心底反省させて更正したのちにウィルが迎えに来てくれました、な辺りが落としどころな気がする
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針子の侍女は愛妃になる
031話
アメリアの過去