5.0
人斬り男が初めて人を好きになって変わった
表紙が彼岸花と血で、おどろおどろしい感じだけど読んでみました。
心臓の病の名家の令嬢と人斬りを躊躇しない男の話。
紗都子は街で買い物途中に拉致され命を奪わそうになり、藁を掴む気持ちで人斬り男に〈一緒に逃げて結婚して〉と嘘を言った。
人斬り男の進平は結婚話を本気にし、一緒に逃げた。
そこは治外法権の遊郭の島。
進平は用心棒として慕われていた。
遊女は身請け以外に島を出る術は無い。
進平はすっかり紗都子に心を奪われていたが本人自身も好きという感情が判らないらしい。
紗都子に人を殺めないでと言われてからは命まで奪わなくなった。
実は結婚話も咄嗟に嘘をついたと本当の事を打ち明けたけど紗都子の命は奪わなかったのは、やはり好きになってしまったから…
躊躇せず切っていた死んだ魚の眼をした少し前の進平では考えられない。
進平が一緒に島から出る手筈を整えた。
紗都子の手術の傷と進平の身体の傷がお互いに痛々しい。
紗都子も進平の事が好きになってお互いに幸せになれる日が来るのだろうか。
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ホタルの嫁入り【単話】