5.0
死んでみないと解らない!?人の事実
年の差婚した作家の夫が結婚して1年半であっけなく逝去。
ヴァイオリンとチェロで合わせたり、ゆったりと穏やかでしあわせな時間を過ごす日々、それはずっと続くと信じていたのだが…
夫の他界により、愛人、隠し子が発覚!
元妻、元妻の子とも絡んできて…
人が1人この世から去ると急に様々な事が起きてきて穏やかな暮らしは一転する。
夫に依存していた妻にとって青天の霹靂だったろうが、年の差婚で考えたら、そんな日は近い将来やって来ると想像できただろうから準備が足りなかった。
遺言書もきちんと書き換えておくべきだった。
夫の逝去後は、落ち着いたら後を追おうと思った程の妻だったが、変わっていき自立して前を向き自分の足で生きる道を歩めた事は良かったと思う。
短編小説を読んだ気分になった。
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夫の遺言