5.0
ただの好きとかじゃない
好きとか嫌いとか、そんな表面上の話じゃない。
流されるように付き合ったのに
その温度、雨のにおい、遠くの音まで聴こえるこの物語は、さすがこの作者のすさまじいところ。
とにかく尊くて両手で守りたいガラス細工のようです。
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6696位 ?
好きとか嫌いとか、そんな表面上の話じゃない。
流されるように付き合ったのに
その温度、雨のにおい、遠くの音まで聴こえるこの物語は、さすがこの作者のすさまじいところ。
とにかく尊くて両手で守りたいガラス細工のようです。
壮大な物語になってきました。
一方的に婚約破棄された主人公は、隣国に旅行に行ったところそこの王太子と結婚することになり…
という始まりだけど
二人はちゃんと惹かれ合っていくところも描かれていてすてき。隣国の王子がけっこう切れ者なのもキュンです。
国同士の争いにも発展していき、今後が楽しみです。
格闘する物語を選んだのか、表紙を確認しに戻りました。
全然弱々しくない。
全然卑屈じゃない。
とにかく自分の拳(もしくは回し蹴り)で運命を切り開くお姫様でした。
溺愛や束縛、嫉妬も、こんな王子様からこんな感じでされることを
女子はみんな夢見ているんだろうな。
実際にはまぁないだろうし、彼の傷が深くて、ここまでの懐の深さにはなれないことが多いだろうけど。
姫気分を存分に味わえます。
大正シンデレラストーリー。
明るくて前向きな主人公が、初っぱなからちゃんと報われるのでさくさく読める。
すれ違いもムズきゅんで、想いが通じてからの溺愛も楽しんでいます。
ありがちな、虐げられていた実家から政敵に嫁がされ、そこで溺愛される…かと思いきや
溺愛はされない。いじめられる。
でもこのいじめの詰めが甘い。と主人公は感じるほど
実家での心をえぐるいじめがひどかったんだけど。
とにかく彼女は、大声でセリフのように発せられる侮辱の言葉に「独創性がないなぁ」「今日もみんな元気ね」とむしろほのぼのし、
物置のような部屋に追いやられているのに「すきま風がないし図書館の横だなんて♡」「散歩してたら使用人が掃除してくれてるなんて幸せ」と思うし、
とにかく幸せを感じながら生活していた。
そんな態度に政敵である夫は戸惑い、自らの態度を省み、彼女に否応なく惹かれていくのだった♡
とにかく生き方が柔軟で賢い彼女が、周囲を変えていくのが痛快です!
後輩(蓼丸くん)の恋を応援するしているうちに、いつの間にかお互いに惹かれ合うのがとても自然で、だからこそ切ない。
でもとにかく蓼丸くんが素直だから、変にこじれることもなく
掃除中という自然すぎる時間に告白され、もう気づいたら蓼丸くんに振り回されてる。
ここからの怒涛のキュン展開が楽しみです。
軽口を叩き、冗談に好意を込めながら
ずっと女性騎士(主人公)の傍にいる皇帝。
この皇帝が、狂気じみた愛情を向けていながらも
強くて軽薄な感じが今までにない。
面白くてテンポが良くて、ちゃんとキュンとする展開がいいです。
絵柄も可愛いんだけど
あの時お互いどう思っていたかとか、
実はこういう時にお互いのことを連想していたとか、
裏話のような番外編のようなエピソードが知れてとても嬉しいです!本編でハードな展開が続く時の癒しです。
同じ題名と内容で、もう一つ刊行されているけど、どちらも面白い。こちらはまた説明や背景がしっかりと描かれているので味わい深い。
謎解きや伏線が、後々きれいに回収はれていくので読み応えがあります。
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うるわしの宵の月