ルーシーは、イボールによって「こだわりなく」選ばれたと思っているのですね。それにも関わらず忠誠を尽くして賢く立ち回る様からは、彼女が生来の勤勉さを持ち合わせていたのだろうと察します。イボールが珍しく髪をアップにしてますが、王子に抱きかかえられてまた髪がなびく感じになります。そういう場面展開や、マリとルーシーの二人の侍女のミーハーさと、優秀さの対比なども楽しめます。王子の多少の強引さは、イボールを思う自然な心の動きの結果だと思います。良いのではないでしょうか。
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湖に投げられた石ころ ~二度目の人生は私のために~
026話
湖に投げられた石ころ ~二度目の人生は私のために~(26)