3.0
何となくモヤッとする話
昔読んでいた懐かしい作品です。
しかし主人公の恋の相手の男の子が亡くなったと思ったら実は生きていて、それなら主人公に預かっていた手紙を渡してくれた、あの喪服を着た親戚らしき女性は何だったんだ?と疑問に思ってしまいました。
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昔読んでいた懐かしい作品です。
しかし主人公の恋の相手の男の子が亡くなったと思ったら実は生きていて、それなら主人公に預かっていた手紙を渡してくれた、あの喪服を着た親戚らしき女性は何だったんだ?と疑問に思ってしまいました。
主人公・愛のルームシェア相手の美羽の独特な気持ち悪さに目を離せず、続きが気になってどんどん無料版を読み進めてしまいました。しかし、美羽の〇的虐待を受けた過去(今の所本当かどうかは分かりませんが)を小説のネタにしようとする愛の無神経さにも腹が立ちましたね。美羽が嫌な気持ちになるという事を考えられないのかと思いました。
愛人の娘として生まれた主人公が最初は継母や異母姉から愛されていたというのは珍しい設定ですね。そのまま実母が余計な事をしなければ主人公は幸せでいられたのにと思う反面、実母のおかげで彼女達の本性を知る事ができたという見方もできるのかな、と考えてしまいました。
経済的に恵まれた家庭に生まれても、親が子供の話に耳を傾けずに良い子でいる事ばかりを強要していれば、子供は精神的に追い込まれてどんどん心を病んでいくという事を教えてくれる話です。しかし娘が両親をマムシやポチといった酷いあだ名で呼ぶまでになってしまうとは、いったいこの両親はどれだけ無自覚に娘を傷付けてきたんだと思ってしまいますね。
父親がマッチングアプリで娘に似た容姿の女性をターゲットにして次々と◯していき、自分も狙われると娘に思わせるように仕向けてマッチングアプリをやめさせようと目論む。この方法はあまりにぶっ飛び過ぎていかがなものかと思いましたね。例えマッチングアプリをやめるようになっても、父親の犯行が露呈して逮捕されれば、娘がもっと辛い目に遭うという事が考えられないものなのかと考えてしまいます。
最初の話は映画化もされたかなり有名な事件なので、気になって読んでみました。
男に依存しやすく、破天荒な行動を繰り返して無計画に子供を産み続ける無責任な母親。そのせいで後に長男が妹を◯す事態にまで発展してしまう、あまりに胸糞な展開でした。母親と離れて暮らすようになった長男が母親への思慕を捨て切れていない様子は、複雑な思いを抱かせるモヤッとするラストでした。
一話目、親子でここまで顔面格差が出てしまう事で娘が常に上から目線で不美人な母親を見下し、挙げ句の果てには恥ずかしいからマスクをしてお弁当を届けに来いとは。しかし夫が美人な娘をチヤホヤして妻にモラハラな態度で接していた事も大きな要因でしょうね。どんなに美人に生まれても、育て方一つで謙虚さを身に付けて性格美人になれるはずですから。見た目で子供を特別扱いし過ぎる事の怖さを教えてくれる話でした。
詩織にとって悟は見返りを求めない無償の愛を捧げてくれる存在。そして悟にとっても詩織はこの世で唯一自分を蔑む事なく必要としてくれる存在。歪んだ形でも強い絆で結び付いた2人。醜い容姿の息子を不幸になると決め付け、自分の損得ばかり考える母親を疎ましく思ってしまう気持ちも分からなくはないです。だからといってコロしは許される事ではありませんが。
最後に逮捕されて引き離される事が、この2人にとってこれ以上ない罰となるのでしょうね。
表題作の「もう一度ママと呼んで」を読みましたが、あまりに救いのない結末で、何と言葉で表現すればいいのか分からなくなってしまいました。ラストで息子をコロした犯人がシんだ事が救いと言えば救いなのかもしれませんが、こんな凶悪犯は死ぬよりも辛い苦しみを味わうべきだったのではないかと思わずにはいられません。
ここまで恐ろしいストーカーは現実にはいない事を願わずにはいられないストーリーでした。
妄想が激しく自分の都合の良いように解釈し、自分の思い通りにならないとヒステリーを起こし暴れ、挙げ句の果てにはサツ人まで。こんなストーカーはフィクションの中だけで十分です。現実にいたらトラウマレベルです。
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ちよこれいと