天才でLGBT、自分が人間でない事が、バレた、と言って実家を出て、祖父の運営する保護施設の大幹園に中2の時やってきた辺見類。
卓、果、大紀、ゆか、正吾、全員の名前を洗面所に並んでるコップと名前を書いたインクの状態、案内してくれた事、この3つの判断材料だけで、園の入居者全員の名前を割り当てた。小学生から大学生以上の数学を理解し、落ち着いていて、こんなに理解が速いのに、周りが遅すぎてイライラしてる様子もない。そんな頭の良い子が海外へ行かず、あと2年日本の普通の高校を卒業したいのは、高校を卒業するまでは離婚しないと親が約束したから。その約束が大切だから海外へ行かない。スミカが母親に嫌われ、両親の仲が良くないのに、どうして大切なのか、と問うスミカ。卓はスミカが普通の家庭で育ったから無神経な質問をする、と怒ってる。自分も彼女の持ってる普通を取り戻せると期待してしまうから。そして、類もその質問に何でだろう、と考える。それなりに幸せな記憶はあっても、その普通も心も取り戻せないのにね、と頭の良い類は答えながら考えてる。スミカも考えてる、自分の事。類にも卓にも、そのままを受け止めてくれる大幹園のおじいちゃんがいて、本当に良かった。そして、こんなに偉大な大人がいるのに、中高生になってもダメ親を求めてしまう子供たち。切ないな。
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せんせいのお人形
030話
第30話 「完璧な真円」