ディコメンの母も息子の首を何度も絞めてくるってるけど、バルデマルの父も狂気。この二人の血を受け継ぎ、なおかつ育てられたら、まともな人間になるわけない。あんなに仲が良くかわいかった3人がこじれるのも納得。ヨハンがイネットを救おうと父の所へいくと、ため息ついて、使用人を一人呼び、悪行でさえ威厳に見せられなくては、真の支配者とはいえない、と使用人なぶり、帝王教育の犠牲になったから手厚く葬れ、とカーザーに処理させた。ヨハネスを王佐の才を持つ唯一の跡継ぎととらえ、その地位を認めているが、これは恐怖政治。カリスマとは全く違う。間違っていた、という言葉は不名誉だ、自分の判断に疑問を持つな、というけど、悪いことしたと思ったら、すぐ謝れるヨハンだからこそ才があるのに。人を頬むった現場で誰も驚かない異常。イネットをじゃじゃ馬娘と呼び、王家に嫁入りする娘を母親自ら躾けるのはいいことではないか、と人が亡くなった場所で家族の話を軽くする神経。
文字を覚えるのは無能のやる事、といいながら知恵の宝庫と呼ばれるギュスタブの図書館で、信仰の深いはずの父の罪を悔い改めるように本を読む司祭とそれを聞く父。信仰と罪の矛盾。知恵がほしいのに、文字を覚えるのは無能という認識。
これ以上言ったら、イネットに火の粉が飛ぶかもしれないと思ったヨハンは母への恐怖でフラフラしながら母の元へ。ドア越しに自分を代わりに閉じ込めてほしい、と語り掛けるとイネットがあの女が目を覚ます前に私を出してと言う。そして、きゃあという悲鳴の後、ドアが開いて青い狂った目の母が息子よなんの用とドアを開けた。もう、狂った顔が夫婦そろって青目で、ホラーすぎ。
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魔鬼
069話
魔鬼(69)