5.0
逃げたいお姫様が逃げなくて良くなるまで
自分の読んでいた本の中の断罪されるお姫様への赤ちゃん時代からの憑依転生。
一番恐ろしいのが父である皇帝であることを知っている女主人公は成長と共にあざとく立ち回り、逃げ出す機会を窺っていた。
だが、会いたくもなかった皇帝に遭遇することになりストーリーはあらぬ方向に動き出す…⁉
コミックスなどで読破済みだが、何度でも読み返したくなるお話。
美しい絵で彩られ、繊細かつ大胆なテンポで進む、
痛くて切なくて、しばしば残酷で、最後には幸せになれる物語。
登場人物達の心の揺れに琴線が惹っかかり、もどかしくも狂おしくも愛おしくもなる。
手元に置いておきたい宝箱のような作品。
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8
ある日、お姫様になってしまった件について【タテヨミ】