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市民のための法律
本来、法律とは人々が快適に生きていくために存在するものだと思います。しかし、実際は、人々を束縛し、弱い人を追い込んでしまっている現実もあります。そんな中、六法全書を駆使して弱きを、助ける行政書士。本作を読み、法律を学びたくなりました。
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本来、法律とは人々が快適に生きていくために存在するものだと思います。しかし、実際は、人々を束縛し、弱い人を追い込んでしまっている現実もあります。そんな中、六法全書を駆使して弱きを、助ける行政書士。本作を読み、法律を学びたくなりました。
上司と部下の家族ぐるみの付き合いに、社内野球大会等々、令和の今では見られなくなったものが、本作では生き残っています。また、笑いを誘う、主人公のいたずらの数々は、コンプライアンスが厳しい今では、許されないものかもしれません。
昭和のサラリーマン生活を思い出され、郷愁を誘います。
陸上、海上、航空の三自衛隊の中で、海上自衛隊の食事は絶品という話を聞いたことがあります。その海上自衛隊のもととなった旧海軍の炊事を担った主計兵の物語。過酷な艦隊勤務の中で、少しでも兵士たちが、心和む食事を提供しようとしている主計兵たちの真心が伝わってきます。
北海道北見市。東京育ちの主人公にとっては未知の街。物語冒頭の凍えるような状況で出会ったのが、温かい女神のような女子高生ギャル。心も温かい彼女との恋物語に読み人も惹かれていきます。
ご当地グルメも見どころです。
歴史教科書では教えられない敗北者のその後。その敗者の子どもにも未来がある。そこにスポットライトをあてているところに惹かれます。
平凡な学生生活も、視点を変えて観てみると非日常なものになります。この作品の中では、大阪さんという個性的なキャラクターが、平凡な学園生活を非日常へと誘ってくれます。
今、公共交通機関の無人運転が現実化しようとしていますが、昭和の頃は、バスにも車掌が乗務していました。
本作における車掌と乗客、そして同僚との触れ合いは、今の私たちが忘れがちになっている、人間同士がつながる温もりを蘇らせてくれます。
第二次大戦後、東西に分割された日本という架空の設定ですが、鉄道やトロリーバス、上野駅、旧両国国技館などがリアルに描かれています。まさに、リアリズムのフィクションとして読み応えあります。
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カバチ!!! -カバチタレ!3-