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少女革命ウテナ

設定もキャラクターも世界観も何もかもがエキセントリックでマニアック。
まず冒頭の描写から人を選ぶ内容であるし、少女漫画、と定義するには少々小難しいかもしれない。
だが、刺さる人には刺さる作品。かくいう自分もウテナに価値観を砕かれた側の人間なので。

異世界居酒屋「のぶ」

飯が美味そうなのは勿論だが、出てくる登場人物たちのストーリーも必見。
様々な背景や問題が山積みな中、変わらずそこにある「のぶ」とご飯のあったかさ。
自らが店に赴いて、同席する他の人の人生に聞き耳を立てているような感覚。
キャラクターに段々と愛着も湧いてきて再登場を期待してしまうまでがセットです。

シュガシュガルーン

こんなの女児が触れたら夢中になるにきまってるんだよなあ…。

お砂糖スパイス素敵なものい～っぱい、の象徴みたいな作品。

とにかく出てくるアイテムも魔法もファッションも小物も飾りも部屋も景色もなにもかもが魅力的。
年相応のものからちょっと大人っぽいものまで、女児が夢見た全てが詰まってる。

取り扱うテーマが「魔女」「魔界」なので、キラキラふわふわの中にドギツい毒が混じってる。
甘ロリではなくゴスロリ、シナモロールではなくルロロマニック的世界観。

ストーリーも中々に毒が強いので、覚悟して読むべし。

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

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おにロリにつられて軽い気持ちで読んだら、思った以上に熱いし思った以上に重い。
二人の間に芽生えた愛を、二人しておっかなびっくり大切に育てていく様子がもどかしい。
時々チラ見えする不穏な表情も甘ったるい雰囲気も丁度いい分量なので、次の話を期待させる。
ジルがしっかりと二人の将来を見据えているところが好き。

竜の描き方が少々不細工ではあるが、キャラクターの表情が豊かで可愛さとかっこよさをちゃんと描けているのは高評価。

ダンダダン

週刊連載とは思えないほどの高クオリティ。間違いなく近年で一番来てる漫画。

王道の熱いストーリー展開、
細部まで書き込まれた迫力のある作画、
都市伝説やUMAといった題材の活かし方、
少女漫画を読み込んで生まれたラブコメ、
ネット民に刺さるキャッチーなセリフ回し、
突然ぶち込まれる号泣必至のシリアスシーン、

「なんかおすすめの漫画ない？」って聞かれたら、とりあえずこれ薦めとけば間違いない。

ONE PIECE

いよいよ最終章突入なので全人類読んで

量が多い、長いと敬遠されがちだが、一度読み始めればあっという間。
面白過ぎて時間がみるみる溶けるので心配ナシ。

週刊だと中弛みしていたストーリーも一気見したら全く気にならないので、
当時読むのをやめた層も是非読んで欲しい。

ストーリーごとのテーマが多様な上、一貫しているので
読んでいれば必ず好きな章が生まれる。
キャラクターも豊富なので必ず好きなキャラも生まれる。

日本に生まれてよかったと思える作品。

来世は他人がいい

この作者にしか描けない関係性。唯一無二。

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突然降って湧いたような霧島という異質な男に惚れられた結果、
日常を壊され、情緒をめちゃくちゃにされ、今後ずっと霧島に振り回され続ける不憫な吉乃。

と、思わせておいて実は、イカれた男とイカれた女の、破れ鍋に閉じ蓋なカップル。

霧島の言う通り吉乃も案外ブッ飛んでいるので、霧島くらい狂ってる男じゃないと付き合えないのが事実。
巻き込まれたって顔しながら事件にどんどん首突っ込んでいくし、
吉乃を狙うヤバい男はどんどん追加されていくし、
最初はぎこちない二人の雰囲気もどんどんイイ感じになっていくし。
なんだかんだでお似合いの二人。

なんとなくシリアスで重ためのBL漫画の雰囲気に似てるかも。
（相手にメロメロで執着が強く嫉妬深い変態×相手の言動に本気で呆れてるが根はお節介焼きで男前）

薬屋のひとりごと

ミステリ、ギャグ、ほんのりロマンス。どれもしっかり楽しめるし面白い。
主人公の猫猫が逞しく理知的で、その上キュート。
全ていいバランス、いい塩梅で物語が紡がれていくのがとても気持ちいい作品。

この作品は複数メディア展開しているが、こちらのコミカライズはややギャグとロマンス寄り？の印象。

アサシン&シンデレラ

いい意味で少女漫画らしからぬ絵柄。
今時な感じの柔らかくてふわふわでムチムチした女体が大変素晴らしい。
男の方も過激でつよつよだが惚れた女にはとにかく甘く溺愛する所も今風。
ふにふにのデフォルメ姿もとてもかわいい。
ねこちゃんみたいな表情変化もラブリー。
ストーリーの作り込みより、甘い雰囲気やときめきを楽しむタイプの作品。

悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～

素晴らしい原作と素晴らしいコミカライズ作家による完璧なメディア展開。高品質。最高峰。最高級品。
絵とストーリーの相性抜群、細かい部分の描写の補完や原作者による設定の追加、キャラクターの作り込みを更に追求、etc…。
悪役令嬢モノはちょっと…という人も楽しめる作品だと思う。
揺るぎない愛の物語。