5.0
疲れは出た
最終巻8巻まで一気読みしました。最初は真木の異常者ぶりが怖くて、なぜこんなにヨリに執着してるのか、しかもなぜ既婚者という立場で?という疑問により読み進めたと思います。ヨリもヨリで、ちょっとした脅しのような形から簡単に体を許してるし、初めは真木のしつこさに全力で嫌がっているように見えていたのに、不倫関係を認めてからはいつの間にか本気で真木を愛してしまっていた。正直真木が13歳の時から一途にヨリだけを想ってきたのにもかかわらず不本意な不倫関係を続けてる2人にもイライラしたし、短大時代から先生との不倫を続けつつ真木と結婚していたにも関わらず離婚には絶対に応じない姿勢だった理恵にも腹が立ったし、理恵の妊娠を機にやっと離婚が成立し、27年越しの真木の一途な想いが報われヨリと婚約までしたにも関わらず夢だった教授の講義を受けるために1年のドイツ行きを決めた真木にも腹が立ったし、あろうことか真木に好意を寄せていることを本人が知りながら花井先生のお世話になっていた真木にも失望した。だから花井先生のもう好意はないって言葉に簡単に騙されまたヨリを傷つけ遠ざけ。。。27年も想ってきた人とここまで遠回りしてやっと一緒になれるという時に、なぜ一緒にいない選択を取れるのか。花井先生の悪事がわかってすぐにヨリの元へ飛び出したものの行方が分からず結局再開までまた1年近くかかってる。最後はハッピーエンドで終わったが、正直2人の幸せな時がほとんどなく、最後の最後まで邪魔が入り読み終わった頃には若干グッタリした。出来ればあともう1話、その後の2人を見せて欲しかった。幸せな2人を見たかった。
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姉の結婚