4.0
軽快に楽しめる逆転ストーリー
設定は、非常識な妹が、良くできた人格の姉の恋人を奪ったことがきっかけで起こる、会社社長の座も含めた逆転復讐ストーリーを、さらりと面白く軽妙に描いています。それというのも、ヒロインもヒロインの新恋人も、有能で頭が良いので、切り返しが早いのです。そして、お大人っぽいのも新鮮。
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9871位 ?
設定は、非常識な妹が、良くできた人格の姉の恋人を奪ったことがきっかけで起こる、会社社長の座も含めた逆転復讐ストーリーを、さらりと面白く軽妙に描いています。それというのも、ヒロインもヒロインの新恋人も、有能で頭が良いので、切り返しが早いのです。そして、お大人っぽいのも新鮮。
オンオフの切り替えが極端な執事と、エキセントリックなお嬢様のラブコメ。
でも執事の性格とか、することなすこと、面白くて、見入ってしまいます。
絵もとっても良くて、ハチャメチャ楽しめます。
テーマは、大人しい女性と心通じる相手とのロマンスですが、無口な彼女のツボにはまる妄想がおかしくて、爆笑してしまいます。だから、レビューでも言われているように、ほんとに、読む時と場所選ばないと、笑いがおさまらなかったら、変な人と思われます。
でもこのツボにはまる妄想描写最高です。
実家の莫大な借金を肩代わりしてもらう代償に、愛人のいる侯爵と名ばかり夫婦をすることになったヒロイン。
もともと不遇だったので、むしろ張り切って侯爵家の生活を始める。それで、主人不在の屋敷が徐々に活気が蘇り、使用人も喜び、侯爵も屋敷に戻るようになってゆく。
原作もありますが、コミックはうまくポイントをまとめて、ヒロインの自然な感じよさを描いていて、すごく良い仕上がりになっている。爽やかに元気をもらえます。
この話自体は、今のところ地味で高学歴なキャリアガールが主人公で、ウジウジした恋愛物語ですが、実は、ここの人間関係を舞台に、沢山ストーリーがあるのです。
「不器用な唇」「俺の女神に手を出すな」など。白石さよさんの小説として、原作があります。それで、いずれにも出てくる王子様が、片桐主任なのです。
本編は、その片桐主任を中心に据えたお話ということで、原作は今読めないのですが、コミックとともに再公開されるようで、楽しみにしています。
元社長を敬愛する、心優しいヒロインが、その義理の息子である新社長と心を通わせてゆく。
新社長がツンツンしているので、ちょっとストレス感じますが、さすが元社長が育てただけあって、次第に心を開くように。
それがあっさり楽しく描かれて、面白かった。心がけのよいヒロインは、秘書としても息子の嫁となっても、得難い人ですね。
白石さよ先生の作品は、耐えたり引いたり、男性に翻弄されやすい女性が多くて、辛い感じも多いけれど、こちらは、家業の会社を背負って奮闘する女性が主人公なので、とても良いです。小説では、彼の言葉が少なくて、魅力を感じなかったけれど、コミックはしっかり彼の感情も描かれて、とても良かったです。ただ、青山課長編の青山氏と、コミックの絵がそっくりのため、印象が薄くなったのは残念。
コミックの絵が良いので、小品ですが、爽やかな読後感。
大学時代から続いている同棲中の恋人に冷たく、不実な態度をされる女性教師。
そんな時、教育実習で入ってきた大学生が、昔の教え子で、先生に思慕を持っています。
これがいつもながら、癒される構図。
この教え子が、着任するところで、お話は終わり。きっと、お互いに支えあえる良い関係になるだろうな・・・
主人公の男性は、割と寡黙だし、ヒロインもさっぱりしたクセのない女性。だからイチャイチャ溺愛ではありません。でもそこが、読後感が上品で、何となく読み続けたくなる感じです。
原作では、より大きな展開があって、戦う社長が圧巻です。それで、秘書の汚名も挽回しますよ。ただ、他のレビューもあるように、そんなに溺愛というほどでもなく、普通かと。この社長といると、ずっと猛スピードで忙しそうだし、大変そうでもありますね。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
逆転エンゲージメント~悪名高い御曹司が私にだけ甘すぎる~