あなたが心配だと大粒の涙を流すマクシーを、
不思議そうに覗き込むリフタン。
これまで、マクシーがリフタンと離れるのを嫌がるのは、マクシー自身の危険や不自由への不安だと思っていたんだよな。
リフタンは家族がいなかったから、心配されることが初めてなのかもしれない。
本当の家族ができて良かったね。
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あなたが心配だと大粒の涙を流すマクシーを、
不思議そうに覗き込むリフタン。
これまで、マクシーがリフタンと離れるのを嫌がるのは、マクシー自身の危険や不自由への不安だと思っていたんだよな。
リフタンは家族がいなかったから、心配されることが初めてなのかもしれない。
本当の家族ができて良かったね。
一人になりたくない
のではなくて、
あなたと一緒にいたい
なのにね。
なかなか本心は言えないマクシー。
遠征中はリフタンとずっと一緒だったし、楽しかったんだろうな。特に船旅はまるでハネムーンのよう。
この旅もあと少し、今度はリフタンだけ前線へ行き自分はまた留守番、と思ったら我慢できなくなっちゃう気持ちは分かる。
でも魔法使いが必要という合理的な理由があった前回とは違い、今回は完全な我儘なような。
物語としては付いていく展開になりそうだが、今度はリフタンをどう説得するんだろう?
(ところで流しのお兄さんは船員?この船はレムドラゴン以外も乗ってるの?)
リフタンがマクシーの膝に頭を乗せて古い詩を読んでもらっているシーン。
吃音症のマクシーは詩の朗読を練習しては父親に殴られていたんだったなと。
リフタンも12才から傭兵団にいて温かい家庭とは縁遠かった。
そんな二人の過去が美しい思い出に上書きされていくようで、とても素敵だと思いました。
改めて、リフタンにとってマクシーは「たった一人の家族」なんだと。
アグネスはマクシーの持っていない能力(剣や魔法やポジティブで行動的なところ)をたくさん持っていて、コンプレックスを刺激されるのだろうけど、自分はリフタンにとって「たった一人の家族」なのだと、もっと強く思って欲しいですね。たった一人の家族、という言葉は、実はなかなか重いような。
ところでリフタン、あと数日我慢すりゃ罪悪感なくイチャイチャできたんじゃないの?とは思いました。
バレてる?とマクシーは心配するが、そりゃバレているとは思うが、城にいた頃から何気にオープンなのよ、あなた達夫妻。傭兵の会話は猥談が9割と前話であったが、団員たちには恰好のネタにされているだろうな。
さていよいよ船旅。他の騎士団とも合流するかな。ますます楽しみですね。
早くルースに逞しくなったマクシーを見て欲しい。皮肉屋の彼も少しは褒めるんじゃないだろうか。
(あとやっぱりリカイド卿の反応が気になる)
ルースって本当に良いやつ。
中途半端な優しい嘘をつかないのも、誠実さを感じる。
リフタンの深い愛と共に、マクシーを支えるもう一つの柱のような存在。
このリカイド卿の発言は、マクシーの一番の引け目である「吃音」に触れている。
これまでもリカイド卿はマクシーに対して失礼な態度があったのに、この時だけリフタンが激怒したのは、マクシーの一番のコンプレックスを知っていたから。
そしてそれを思い遣った上での行動だった。
今の所部下に手を挙げたのもこの時だけで。
リフタンの愛の深さがよく分かるエピソード。
背中にチュッてされて思わず「ひぃっ」って言っちゃうマクシー面白い。
何回戦だったんだ。。。
森の中のマクシーに見惚れるリフタン。
片想いだった時も、こんなふうに見つめていたのだろうか。
これまで俺がどれほど
という「これまで」には、片想いだった過去の時間も含まれているような気がして切ない気持ちになりました。
お願いだから目をそらさないでくれ
春祭りの時は「俺を見てくれ」
自分がどれほど見つめても、見てもらえなかった時間が長かったから出た言葉だろうか。
俺を見てくれ、目をそらさないでくれ
まだマクシーの愛を渇望しているのかな、リフタンは。
十分愛されてるんですけどね。
クアヘル・リオンとの決闘の話は何らかの布石で、リオンさんはいずれ登場するんでしょうね。
とはいえ最後のリフタンの顔がエロい。
オークの樹の下
112話
第112話