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ミーア姫の側近は、なぜ、この3人?
皆さんご存じの桃太郎のお供は、「イヌ」、「サル」、「キジ」です。それぞれ、「イヌ」は3日飼われたら一生恩を忘れないという仁義に篤い動物。「サル」はとても賢くて知恵がある動物。そして「キジ」は卵や雛が危険に遭遇すると自分を犠牲にしてまで守るという勇気がある鳥。このことから、「イヌ」、「サル」、「キジ」が「仁」・「智」・「勇」の3つの徳を表しているといわれています。
さて、ミーア姫の場合は、どうでしょうか。桃太郎の「イヌ」にあたるのは、メイドのアンヌです。地下牢に幽閉されていたミーア姫を見捨てずに3年間もお世話をしました。桃太郎の「サル」にあたるのは、文官のルードヴィッヒ。帝国の財政を立て直すために孤軍奮闘する優秀な文官です。桃太郎の「キジ」にあたるのは、武官のディオンです。傭兵上がりでその腕を買われて仕官した帝国最強の剣士です。
このように、ティアムーン帝国物語においても、桃太郎の昔話と同じように、目標達成には「仁」・「智」・「勇」の3つの徳が重要であることを説いているのです。
画力:4.5点
ストーリー:5点
キャラクター:5点
独創性・オリジナリティ:5点
総合評価:4.9点
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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~@COMIC