3.0
エドワードにとって、
きっとセレストが全てなんだろうな。
初めて仲良くなった友達の女の子も、常に命を狙われ続ける生活の中で心に寄り添ってくれた女の子も、命懸けで身を挺して守ってくれる女の子も。
誰よりも強くありたいと思わせてくれた女の子も。
母の皇太后だけが味方だったエドワードにとって、部下や従僕とはセレストは明らかに距離感が違う。初対面の頃はあまりに脆く、護られてばかりいた彼だったが、セレストが食事を共にしてくれるようになってからか身長も伸び、逞しくなっている。
公務もこなせるようになってからセレストの元いた精鋭からも命を狙われるようになったニュアンスを含めたところで無料分は終わり。
どうやらこの先エドワードがセレストとの子どもを作ってしまったようだが、身分の格差はどうしても否めないので、どこかの御息女とされるのか?
あれだけ凛々しく美しく成長したエドワードには、それなりの御息女からの演壇だってあるはずだし、出てきていないお父様とのこともあるはず。
さてどう着地するのでしょう?
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今日からあなたの護衛です ~王太子殿下の十年目の執愛~