4.0
やっぱり劉伶さまだった!
薬屋のひとりごととは違うかな。あちらはちょっと趣きが違う気がする。それより線が細い絵だなぁ。全体的に細い。曲にも強弱があるとより良く聞こえたりするように絵にも強弱があっていいのでは?
重用されている文官様や武官様ももう少し原作とは違うイメージが勝手にあって、もう一度原作読みに行って確認したくらい。原作もサクッと起承転結でキリよく終わるので、物足りなさは感じるかも。
劉伶さまが麗華をかなり気に入っているのは当初から周りにはモロバレなんだが、劉伶さまにとっては麗華は癒しだったんだなぁと思う。義弟に毒殺されかけたのだからそれも仕方ないかなと思うけど。
薬膳に対しては詳しくないので良くわからないけどそんなに重用されることなのだろうか?劉伶さまの周りの後宮の人たちが知らないなんてことがある?それとも隔離された環境だからアップデートすることができないとか?
無料分では劉伶さまと再会できて終わるけど、このお話はここまでが幸せで、ここから劉伶さまが麗華を皇后にしたいがために呼び寄せたことで、麗華が後宮で渦巻く女の世界に巻き込まれていくことに。原作では火傷させられたり、薬膳の力を使って後宮の方々と交流を深めていったり。あと何と言っても彼女たちにとっては辛い裏切りが待っている。
麗華にとって最大のピンチを乗り越えた後、やっと満を持して劉伶さまの皇后におさまることになるのだけど、何の身分も親すら亡くなっていない、もちろん後ろ盾もない麗華をよくぞここまで引っ張ってこれたな、さすが皇帝といったところ。
そこでいきなり幕引きなんだけど、私としては原作ではないので仕方ないと思うけどふたりのその先が気になってしまった。麗華は皇后になりました、おしまい。じゃなくて、ふたりの間に子供ができるような描写があるとか、博文さまたちとのその後の様子が垣間見ることができるとか、なんか欲しかったなぁと。絵もあっさりしてるけどこちらもあっさりしてるのね。蛇足だと思われたのかしら。
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後宮の薬膳料理番