4.0
三度目の正直、ってことかしらね。
一人目の男もクズ、二人目の男もクズ。
白い結婚なのにバツ2となってしまったヒロインに生贄扱いされた怪我を負って、心にも傷を負ってしまった淡い初恋の騎士様が現れたから、本当に人生何が起こるか分からない。
彼の腕の傷を師匠不在の中で懸命に解決策を考え、決死の覚悟で介抱を続け、ようやく解熱。思わず何も考えずに抱きついてしまった彼女に騎士様の心まで鷲掴み。初めて見た生き物を親鳥と認識してしまったかのように、健気に護衛のように着いて回る姿はなんとも愛おしいけど、本人からすると生贄としてきてしまったと思い込んでるから、当の本人たちは話が噛み合わないまま。ようやく師匠の帰還とともに誤解が解けて、お互いを意識し始めたらもうどうにも止まらない。ラストではきっちりハッピーエンドでほんわか二度目の告白で終わるところがまたふたりらしいかも。
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男運ゼロの薬師令嬢、初恋の黒騎士様が押しかけ婚約者になりまして。