いちごとあんこさんの投稿一覧

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評価4 32% 151
評価3 35% 163
評価2 12% 56
評価1 5% 22
11 - 20件目/全126件
  1. 評価:4.000 4.0

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    かわいい。まず絵が綺麗で細やかで艶やか。
    どこまで見ても続きが読みたくなるストーリー。
    そして、魅力的なキャラクター。
    最初に戻って、やっぱり莉杏がかわいい。

    国の行く末を担う皇帝の座を狙う人たちと、それらの手から何も穢れていない真っ白な莉杏を護りたい皇帝。棚からぼたもちで急遽皇后となった彼女を取り巻く臣下たちを含めた謎解きのような日々。
    齢13歳とは思えない芯の強さとやはりまだ子どもだよなと改めさせられる涙の顔。皇后となるはずだった彼女のことを忘れたくない妹といない現実。
    献杯し続ける皇帝の横顔がどこまでも綺麗。

    毒に花開くお茶に晒されて隠されてない悪意。
    これから権力争いに巻き込まれていくのであろう皇帝たちふたりの未来予想図がわからない。
    でも、莉杏の強さがこれからも変わらず愛を持って皇帝に真っ直ぐ向かっていくんだろうなと思う。全力で頑張る彼女がどんな皇后に成長していくのかを臣下の気持ちで見守りたい。
    違う国で広がるストーリーも読み直ししたくなる。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

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    セシリアたちが6年以上の長年の両片想いを決着させるためには、これだけのヤキモキさせる年月と、
    そしてルディガーの形ばかりで中身のない元婚約者との今だからこそ出来る決着がないと、きっと前には進めなかったんだろうな。


    主軸はサスペンス。
    でも、ミステリー?にはなっていない気がする。
    金田一でも使われていた手法もあるから、ミステリーもすればそれは初歩かな。「困難の分割」。

    瀉血をする際につく傷口を隠すためには蛇の噂を流さなくてはならなかった。血液を抜かれたせいで減った体重を誤魔化すためには、水に濡れて重くならなくてはならなかった。彼女のお気に入りのボレロを着せられなかったから、重さを減らすためには髪を切らなくてはならなかった。その人だけが発言に矛盾があって、上手く取り繕えたつもりでいたけど、それにセシリアが気付いた。セシリアの危機に駆け付けたルディガーが傷を負ってしまい…

    幼い頃から知り尽くした幼馴染。対等と思い込んでいた幼い頃から年月を経て、男の人と女の人の差を思い知っていくようになる。そして、適齢期を経てルディガーにも婚約者ができて、セシリアは身も心も命も捧げると副官の道を選ぶ…
    兄の死がふたりの間に暗い影を落としながらも、お互いへの隠された気持ちを皮肉にも浮かび上がらせる結果となったけど、ラストにはふたりして墓参りできていたから、それは救いだったかな。

    それにしてもふたりのラブラブっぷりが短い!
    原作読んできてるけどそれでもやっぱり増えていて欲しかった。やっと結ばれたところもあっさり。
    溺愛というより大切にしすぎて躊躇してる感じ?
    執着はあるんだけど、上手く言葉に言えないふたりだから周りがヤキモキしてる。コミカライズされてちょっとは未来のラブラブっぷりが拝めると思ったのに、ないっす。もう少し追加お願いします!

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

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    妹を助けるためだったのか…

    悪役令嬢へと転生しちゃって、それを回避するため慌てたり焦ったり策を講じたりするのは数多あれど、妹を助けるために神様から命じられ悪役令嬢の役目を受けて、それをキッチリやり遂げると言うのは目新しい。
    役目を終えて令嬢としての身分も捨てて、次はどうするのよ?と思いきや王城で侍女。しかもそこでも明るく自分の仕事をこなす。以前の彼女の振る舞いを知っている人たちから言われるも痛くも痒くもない様子。そればかりか相手の心を慮る強さも持つ。

    そりゃあ気になって目が離せなくなる異性も出て来るよね。彼女の仕事ぶりを知れば仲間も増える。
    元婚約者はアレだけど、新しく迎えられたアレの婚約者にもむしろ好かれる。
    そして、彼女の過去も清算され、姉と名乗ることもなく、今の転生後の名前を告げて爽やかに去る。
    彼女の現世の味方を神様たちが増やすべく、彼女の過去をヴォルフに告げていくようなので、これから神様は遠くからレフィーナを見守る様子。
    彼がこの後の彼女のそばで守るに違いない。

    もうちょっとだけ、この続き見たいよね?ってところで無料分が終わるところが上手いよね。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

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    コレ、意外とエロいです。
    エロいけど絵が綺麗だから課金の手が出ちゃう。
    無料分だけでも適度にレオンさんエロくなるので、それは続き読みたくなっちゃうよね。

    異世界からやってきたヒロインがメガネっ子なんだけど、外してみたら綺麗な子だってことをお風呂を貸したレオンさんは誰より先に知っていて、子どもだと思い込んでいたのに実年齢聞いたら、結婚すらできる年齢だって知ったらあっという間に意識。
    今までの実直な仕事ぶり、人柄の良さ。
    そして素顔が可愛くて綺麗で魅惑的ボディ。
    それでいて癒しの聖女。
    そりゃあ魅力に誰かに気づかれて盗られちゃう前に俺だけのものにしておかないと、役職的にも身分的にも上の人たちに掻っ攫われちゃうもんね。
    あっという間に自分だけのものにしちゃって溺愛。その頃には未経験ではないから王族には嫁ぐことができなくさせちゃったから、手を出せない。
    同時に召喚された偽聖女を返還し、ざまぁもアリ。
    もう少し痛い目に遭わせたかったけど、それに重きを置くよりはふたりのラブラブぶりを描いてる。
    とにかく絵が綺麗。それでいてイケメン。
    気付くとふたりの続きが気になってしまう勢い。
    ちゃんとハッピーエンドののちに結婚式で、初夜できっちりみっちりエロいのを拝めます。
    その後のふたりの間には息子が生まれ、更に望まれてふたり目の娘も誕生。幸せな家族の姿アリ。

    澱みなくあっという間にハッピーエンド。
    これくらいの話数で幸せなふたりとエロさが拝めるのはありがたいな。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。サクッと読めます。

    入り婿の父、後妻の母、その母から生まれた妹、
    全員もれなくクソ。

    お決まりのまともに与えられない食事なのにそれは冷たく、温かいスープを美味しかったと述べる程。ジョエルはそこから少しずつ態度を軟化させる。
    毎日与えられる食事でもなく、隠れてこっそり残り物を食べて生きていたアリーチェが健康体の体型ではないことは明らかで、公爵家で湯浴みされたり、周りから愛されるようになっていくうちに少しずつ回復していく。

    公爵家の噂話を鵜呑みにした妹が結婚をアリーチェに押し付けたはずなのに、実際に会ったジョエルに横恋慕。本来嫁ぐはずだったのは私だとアリーチェにその立場をよこせと言い出す。
    そしてついに、姉を公爵家に嫁がせられないように傷物にして、妹の代わりにアリーチェに家を継がせ伯爵家を乗っ取る。そして公爵家には妹が嫁ぐため邪魔となったアリーチェを攫う。
    しかし、贈られた防御魔法付きのネックレスが作動したことで手も足も出せないことに。焦る一味たちをジョエルが颯爽と捕縛、アリーチェを救出。
    一連の罪を重ねた実家の家族は処刑されることに。

    感情を封印することに決めていたジョエルも、アリーチェとともに過ごすうちに感情が豊かになっていき、ついには告白。幸せな結婚式でラスト。

    でもこのラストに行き着くまでには、アリーチェに持っているとは知らなかった付与魔法や、妹には使えた加護魔法。ロヴァッティ伯爵との魔法のレッスンに、やはり惹かれる三角関係。亡くなっている実母のジョエルと一緒に参る墓参り。妹が姉を亡き者にしようとした瞬間に繰り出される予め用意された扇につけられた魔法と因果応報。
    ジョエルがラストに向かうにつれて過保護になっていきつつも、いざという時にはやっぱり助け出してくれるのがいい。基本的に実家の伯爵家の面々は、全員悪なのがわかりやすくていい。もれなく。
    ミリアムもそんなに犯罪してまで手に入れたいくらいジョエルが素敵なら、初めからアリーチェに押し付けたりしなきゃよかったのに。まぁ,すぐに実家に返品でしょうけど。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。サクッと読めます。

    箱入り娘が夜会に出て、サクッとスパダリに確保されるシリーズを目にする機会が増えたけど、これもその王道を踏襲するストーリー。

    レオンがミドルネームだなんて知るかよ!っていう囲い込み結婚とは。元婚約者が浮気して婚約破棄をするためにレオンとともに見返してやるところはスカッとするかも。まさか宰相殿下とも知らず、親に驚愕されて初めて彼があの宰相殿下と知るクリスティーヌも凄いけど。
    そこからは実はヒロイン才色兼備で仕事をそつなくこなせる補佐官としての能力も努力の末、開花。
    仲間たちにも恵まれ、実は宰相夫人なのに男尊女卑な親にも内緒で補佐官の仕事を始めたので、地味なメイクに服装で仕事に邁進。仕事能力から仲間から推薦され、宰相室専任補佐官にまで昇進。
    夫である宰相殿下と仕事で接するうちに距離を縮められ、メイクも地味で眼鏡もかけてるヒロインが、実は妻であることを知らないはずの夫がヒロインに対して距離感バグってない?っていう接し方。
    夫に妻とも言えず、でも他の女性との距離感ももしかして同じように近いのでは?とモヤモヤしちゃうヒロインと、契約結婚だからと距離感掴めないふたりが激務をともに乗り越え、専任補佐官の位置にいる彼女を侮辱したり嫉妬する人たちまで現れ…

    って言う原作だったので、原作通りであればそう。本当に激務そうだけど本当に仲間内からも信頼され頼りにされ、眼鏡をかけて地味でも中から滲み出る知性と優しさから知らないうちにモテるヒロイン。レオン様から受ける嫉妬もまたかわいいので、じっくり時間かけて読んでいきたいかな。
    絵師さんが素敵な絵を描いてくださる方なので、安心してストーリーに没入できます。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

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    原作もサクッと読める良作なので良かったら。
    アーデン公爵って言うべき?ミハイルでいい?
    子犬だからミハイルかなって言いたくなる子犬感。

    あれだけ昔からずっとエレンティナしか見えていなかったら、彼女が婚約破棄したと聞いたらそりゃあ速攻申し込むよね。待たないよね。
    子どもの頃に二人が魔法陣を通して出会っていて、彼の変化の魔法をエレンティナがかけていた経緯がこれまた素敵で、ぜひその図を読んでみたい。
    無料分だけだとまだ公爵様の良さが伝わり切っていないけど、エレンティナと婚約したことによって、どんどん人間味が増してきて魅力が見えてくる。

    魔女であることから周りや家族に迷惑をかけてしまうことがわかっているからこそ、結婚に対して消極的だったエレンティナに対して、実は公爵様が魔女であるエレンティナと結婚しても問題にならない理由がわかってからまたふたりの関係性がいい。
    公爵様の方が年上のはずなのに子犬感が増すからかどんどん可愛く見えてきてしまう。
    子犬系の男性が好きな人にはいいのかも。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

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    原作があるのでそちらも良かったら。

    序盤はよくある虐げられる話。薬師として働いていたエスターは無実の罪をなすりつけられて逃げ出すように退職。親御さんに迷惑がかかることを是としない彼女は親とも離れ、国を追われるように逃げるうちに獣人に襲われ、間一髪のところをラヴィスによって助けられる。
    彼のもふもふ具合と懐の広さによって、周囲の人には離せない事情もラヴィスには話すことができた。もちろん彼は国王様なんだけど。

    薬師として迎えられるうちにラヴィスの人となりにも触れ、周囲の人たちとも馴染み、前任者が帰るまでの限定だった居場所が、エスターにとっても心地いいものとなっていく。でも前任者は突然帰還。
    それはラヴィスの失いゆく命を救うため。
    そのためには特殊な野草が必要なのだが、その薬草を持っているのが元カレしかなかった。ラヴィスを救うため、ラヴィスから離れ、彼の命を救う薬草を手に入れるために犠牲となろうとするが…

    という原作だったけど…
    どこまでコミカライズされるのかな。
    チョーカーをつけてあげるところがみたいかも。
    もう少し無料分増やしてくれないかな。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

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    黒崎さんの頭に耳が見えるわ…尻尾振ってない?

    小春ちゃんが大好きすぎて規模がデカい彼。
    やること為すこと小春ファースト。
    彼女の笑顔を守るため、彼女の幸せを作るため。
    その側に自分が誰よりもいられたら…って凄い。

    ビジュ良し、性格良し、お金の心配なし。
    未成年のお付き合いすることになるからって速攻で親御さんに交際の許可を得るために挨拶に来る。
    それでいて誰よりもピュア。小春ちゃんがピュアなのは年齢的なものと経験値のなさもあるだろうけど黒崎さんは引く手数多だったはずなのに、まったく擦れてない。全部初めてなムード。
    観覧車の中の初キスが物凄く絵になる。何なの彼。

    弟の周りは青臭くてガキくさいけど、それも彼なら全部取り払って守ってくれるんだろうな。不器用な所作だろうけどそれもまた絵になるんだろうな。
    小春ちゃん一筋ひたすら好きでいてくれる安心感がデカいからライバル出てきても鼻で笑える。

    いや、勝てないでしょあの好きな気持ち。

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

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    マルグリットの方が一枚上手なのよね。
    無自覚なんだけど我慢強く、切り替えも早くて。
    実家にいた頃が劣悪な家庭環境だったせいもあってアレに比べたらこんなもの、みたいな心待ち。

    ルシアンからすれば貴族令嬢に対する対応ではない使用人たちの立ち居振る舞いも、両家に絡んだこれまでのことを鑑みたらやむを得ないと思っていた。でも、マルグリットはド・ブロイ家のことを嫌っていないことがわかってくる。それなのに家族全員で彼女に嫌がらせをしている…彼女が王妃様に謁見時訴えれば自分たちが罰せられるところなのに、彼女自身はそれを訴えるような素振りすら見せない。
    では、自分たちはどうなんだ…?って省み始めたところで無料分は終了。

    原作があるのでそちらを読むのもおすすめ。
    割とサクッと読めるし、コミカライズも悪くない。絵柄は綺麗だし、マルグリットの魅力もわかるし。

    この後は妹がやはり王子にマルグリットがド・ブロイ家で酷い扱いを受けている、と嘯いて接近するも肩透かし、むしろ虚偽を上申したことで罪となり、父親共々罪を償わなくてはならない展開に。爵位や領地はマルグリットが継ぐこととなった。
    義母とも和解に転じ、丸く収まっていくハッピーエンドなのでご心配なく。

    割とマルグリットと仲良くなってからのルシアンが可愛かったので、そこまでコミカライズされたらいいなと願っている。

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