3.0
レイチェル ノア アリシア
傍観者って誰だろう?
ずーっと片思いを拗らせて、ノアの幸せを守るためなら家族にも嘘ついて、アリシアが好きなノアの気持ちも分かった上で偽装結婚までしちゃう人?
病弱なもう幾許もない妹のことが好きで、そばにいるためならレイチェルと偽装結婚までしちゃって、レイチェルが結婚しそうだと気付いたら、モヤモヤした気持ちを抱えつつ、気付いていない人?
ノアの気持ちに気づいているのかいないのか、全く描写がないからわからないけど、彼の優しさだけじゃなく、レイチェルからの友情に甘えて新婚旅行のような旅にまで同行する人?
皆、偽善者だと思う。アリシアのために。
アリシアの幸せのためにって皆しなくてもいい我慢重ねて、それに気付かないアリシアでもないだろう。おそらくはアリシアもふたりがお互いの気持ちの奥底にあるものにも気付いていて、その横顔を見つめることとふたりの罪深い優しさに甘受するしかない自分の立ち位置にも気づいてると思う。
ふたりの向いてる矢印の先と、
自分の向いてる矢印の先が誰なのか。
おそらくはノアじゃないような気すらする。
ただひたすらに辛いレイチェルの後ろ姿を
読者たちは見つめ続けるしかないのが辛い。
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傍観者の恋