3.0
絵師さんがもっと上手かったらなぁ。
男爵令嬢で靴職人のリルジェシカと
近衛騎士次男坊フェリクスとの恋物語。
7歳の頃から靴職人の親方に弟子入りし、
今では王城に靴を納品できるまでに成長。
きっかけは女王陛下主催の猟友会で、靴が脱げて、獣に持って行かれてしまったセレシェーヌ王女のために自らの靴を代わりに履かせたこと。
素足を晒すのは恥とされるのを助けた形。
納品の際に元婚約者から婚約破棄を言われ、元々が家同士の婚約だった上に靴職人であることを侮蔑していた子爵だったため、悲しむことなく承諾。
その場に偶然居合わせたフェリクスが実は婚約破棄されたことを悲しんでいるのでは?と気にして店に顔を出したのだが、本人は全く気にしていない。
実はフェリクスは猟友会の一件からリルジェシカのことを気にしており、距離を少しずつ縮めて近付くチャンスを伺ううちに、子爵家との婚約が決まってしまい、後悔していた過去を持つ。
そのため婚約破棄されたリルジェシカが世間から浴びるだろう悪意から守ろうとしていた。
靴職人として王御用達となったリルジェシカに対し怒りをぶつける者が出てきたり、自分のものにして取り入れようとする商会。権力や力の差、あらゆるものを使ってでもリルジェシカを我が物にしようとし始める。終いにはフェリクスがいる前で婚約を申し出るほどに。それは子供がおもちゃを欲しがって駄々をこねるのに似てる。
自分の思う通りにはなってくれないリルジェシカとそれを守るフェリクスが気に食わなくなっていく。
最後には王城で品評会を開かせて、どちらの方が優れているか女王に選ばせようと企む。期日が短い上に品数は多い。資金のある商会と違い、リルジェシカは借金を抱える男爵令嬢。フェリクスが食ってかかるが、あちらは素知らぬ顔。
よく出てくる嫡男とかならリルジェシカの借金などサクッと返してしまえるのだろうけど、フェリクスは給金もそれほどない近衛騎士の次男坊。
リルジェシカには王城に向かう際にも妨害に遭い、品評会には間に合わない。狙われた靴を必死に守り抜き何とか品評会に向かうと…
っていう原作。原作もサクッと読めます。
澱みなく余分な外伝もなくハッピーエンドを。
惜しむのはやっぱり絵師さんかな。
近衛騎士さまをもっと素敵に描いてほしかった。
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婚約破棄された男爵令嬢リルジェシカは得意の靴作りで借金返済中!