sub rosaさんの投稿一覧

投稿
35
いいね獲得
9
評価5 29% 10
評価4 20% 7
評価3 23% 8
評価2 23% 8
評価1 6% 2
1 - 3件目/全3件
  1. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    1966年に主人公・薫が横須賀から移った先は、九州と思しき港街。
    教会が存在感のある描き方なので長崎・佐世保がモデルかな、と思いながら読んでいました。

    高度経済成長期で正に日々豊かさを実感した時代。
    でもまだ至る所に戦争の名残りがあって、陰影がくっきりとしていた。

    薫と親交を結ぶ千は、正にその陰影を体現した存在なのかな。
    薫の実母が勤めているキャバレーね、銀座にあった“白いバラ”がモデルかな?

    そういった時代背景の雰囲気を上手く取り入れながら、
    青春の甘酸っぱさがリズミカルに描かれている良い作品だと思いました。

    取り敢えず無料分の30話迄ですが、完読しておきたい作品としてキープしてます。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    ワケアリ女子高生とイケメン小説家のラブストリー。

    ぶっきら棒な小説家・暁先生が時代物作家というだけに舞台背景や日常風景にレトロ感のある可愛らしさ。
    画力の高い作家さんのようで、安定して綺麗な場面が続いて良かったです。

    ただ、親の借金を負担しながら高校生活を送るという、かなり自立したヒロインにしては雰囲気が幼すぎる印象。
    暁先生と恋愛関係になってゆくイメージが湧かないまま、無料分の52話まで読みました。

    ヒロインに好意を抱く男性としてもう一人編集者が出てきますが、描かれている暁先生と編集者も社会的位置からアラサーぐらいかなあ、と想像するとこちらも絵柄としては少年過ぎる感じです。

    京都への取材旅行をきっかけに、先生とヒロインの恋模様が一つレベルアップした感じなのですが、所々にチグハグした部分が邪魔をして、今ひとつストーリーに入り込めなかったのが残念です。

    結末まではまだ遠いので、これからもっと盛り上がるのかな?

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    無料分の72話迄しか読んでいませんが、個人的には好ましい雰囲気の作品です。

    主人公は40歳シングル女性“小松くん”。
    本格コーヒのカフェ店長で、企業の味を左右するほどの能力もキャリアもある。
    それなりに恋愛経験はあるものの振られるか自然消滅しかなく、恋愛にはすっかり後ろ向きな姿勢を決め込み40歳の誕生日を期に、“お一人様人生”も予定している状態で故郷である地方への転勤が決まる。

    この転勤先で若いイケメン著名シェフとの恋愛がスタートする、という正に御伽噺。
    40歳で“お一人様人生”を覚悟するぐらいだから、シェフからのアプローチには疑心暗鬼しか抱かず拗らせまくる始末。
    でもちゃんとイイ具合に結ばれます。
    リアリティはありませんが、フンワリおしゃれな展開は恋物語としてハッピー感は十分です。

    “小松くん”の同級生3人の女性の恋模様も同時展開するのですが、この3人の話の方がリアリティはあるのかな?

    ・裕福ながらも愛人に夫を奪われている二児の母“よっさん”。
    ・妻子ある男性との不倫関係を断ち難く、煩悶するシングル教員“大浦氏”。
    ・バツイチで職場の後継息子との再婚を狙うも、“小松くん”に思いを寄せる相手に奮闘する“黒岩嬢”。

    と言う面々。
    この3人に比べると“小松くん”の恋模様はいかにも絵空事。
    ただ対比としては、結婚して家庭を築くことに人生の主眼を置いて生きて来た3人と、結婚を目的とせずに歩んできた“小松くん”という違いが彼女たちの世界の違いとしてあるように思います。
    少女時代から積み重なった傷から、人に期待をせず諦め上手になってしまった“小松くん”に御伽噺が訪れて好かったなという段階です。

    個人的には自身の幸せを“夫”という存在に委ねない“小松くん”、好きです。
    これからは小鳥遊くんと幸福な時間を積み重ねてほしい。

    泥臭いながらも意気地を見せる“黒岩嬢”にも、希望が見えて来た状態なので応援したくなります。

    未だ100話以上続くのでどのような展開があるかは不明ですが、いつか全部読もうかな。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています