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個人的親になる人の課題図書#2
(#1はコウノドリです)
2025年度みんなが選ぶ電子コミック大賞男性部門受賞作品。この部門で育児マンガが選ばれる日が来たことに感動する反面、女性票が集まったのかな、とも思います。
主人公は社会人男性。4才と0才の子供を残して専業主婦の妻が急逝、妻にほぼ丸投げしていた育児が突然降りかかってさあ大変というお話です。
社会的信用が得られる「ほどほどにの家族」がいい、家での仕事中に子供が騒いだら(妊娠中の)妻と子供を外出させる、ひっくり返ったおもちゃ箱や前に遊んだ状態で放置されたプラレールの中で響くゼロ才児の泣き声。
子供の病気の描写はもちろん、育児についての本音実像が満載です。
念のため言わせてもらうと、保育園降園から翌朝の登園まで子供二人が家にいるので、ゼロ才児に夜泣きがあるとどっちも起きてまず眠れない。この主人公は会社で仕事できているようなので、眠れているのでしょうね。
タイトルにあるブッキーは、小児科医の琴吹先生。読者と主人公に寄り添ってくれる、頼もしい人。メイクのせいで混雑が避けられるならむしろ理想です。こんなお医者さんが身近にいたら最高ですね。
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ハネチンとブッキーのお子さま診療録