5.0
初めて人を愛した死神の想いが深い
謀略によって父が賄賂罪で捕まり、家族も家も失った千鶴は三条家で使用人として働く事に。
元は華族で立場が上だった千鶴に対して妬みからか、三条家の家族から虐げられてきたが、流行病の為に多くの人が亡くなる。
亡くなる人達は死神が枕元に来たと言い、千鶴が三条家の娘の代わりに生贄の花嫁に選ばれる。
死神は人間嫌いでもあり、生贄の花嫁など欲しておらず、千鶴を拒否するが行く所のない千鶴はそのまま死神の元で暮らす事になる。
素直で働き者の千鶴に惹かれていく死神。また千鶴も、亡くなる前にその人の思いを聞いてから黄泉へ導く死神の優しさを知り、好意を持つようになる。
この二人は夫婦になるのですが、そこから色々とあります。
他の死神が絡んできたり(死神はそれぞれ担当する持ち場があるらしいです)、永遠に生きる死神に対して寿命のある人間の千鶴を愛する死神の切ない想い。
無理分の29話まで読みましたが、面白いです。
死神の千鶴に対する深い愛と、強く健気な千鶴がこの先どうやって共に生きて行くのか気になります。
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死神の初恋~没落華族の令嬢は愛を知らない死神に嫁ぐ~【単話】