5.0
登場人物達の人生が深い
無料分50話まで読みました。
女性専用風俗、「東京宵待シンデレラ」を利用する女性たち、そしてセラピストたちの心理がなかなか深くて心刺さる。
オムニバスではありませんが、副題ごとにストーリーの中心となる利用客とセラピストが変わっていきます。
最初の作家のハルミさん、トキメキすら忘れてしまっていたのにセラピストのアキトにハマってしまい、拒絶と罵倒されながらも縋り付く様子は痛々しくて見てられない。
シンデレラになる時間をお金で買うという事の現実を割り切ることは、人によって難しいですね。
そのアキトも次話で、プライベートが明かされて短絡的ではあるけど根は悪い子ではないことが明らかになる。
そして、ハルミさんは自分を好いてくれていた人がいる事に気づき幸せを掴んで安心しました。
その後はおそらくこの作品の要となるセラピストのセナに焦点を当ててストーリーが進んでいく。施設で育った生い立ちと初恋の女性リンとの再会と別れでは泣けてくるので(リンには婚約者が既にいた)読む場所にご注意を。
セナに憧れるトー横の少女がセナとリンに助けられて成長していく様子もなかなか良い。
50話までですが、セラピストという職業ですがセナの心が綺麗で優しすぎるのが何故か切なくなる。
これから明らかになると思うのですが、セナか何故セラピストになったのか気になります。
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東京宵待シンデレラ