5.0
とにかく絵が美しい
ヒロインは、美しい水の国のヴィルキャスト家の娘ララ。
この国の清浄な水はララの義妹のメアリの水魔法によって保たれており(実際はララの聖魔法によるもの)、国からのお金や民からのお布施で贅沢な暮らしをしていた。
魔法の使えないララは一人粗末な小屋に住まわされ、家族から虐げられていた。
水の汚染に苦しむトゥルムフート国の「行き遅れ元王太子」からの縁談に、嫌がるメアリの代わりにララが嫁ぐ事に。
この元王太子のロイ様、38歳という事ですが大人の魅力が溢れる美形です。
執事やメイド達も優しく良い人ばかり。
ララが水魔法が使えない事がわかっても咎めるどころか、実家からの酷い扱いを知り何とかララに幸せになってもらいたいと大事にしてくれる。
実はこの頃からこの国の汚染された水が浄化されてきてララが聖魔法の能力がある事が分かる。
一方、ララがいなくなった国では水の汚染から感染症が蔓延していた。
とにかく絵が美しい。ララが少しづつ健康になって綺麗になっていく様子とロイ様の不器用な愛が微笑ましい。
そして、最初は嫌な印象だった今の王太子であるロイの異母弟も華やかな美形で強力な味方となって頼もしい。
前婚式でのパーティーでララの家族がやって来て、とんでもない騒ぎを起こしますが、相応の処罰が下されます。
色々あっても、ロイ様の溺愛は変わらないし結婚に至りますが、正にシンデレラストーリーです。
まだ先が続く様ですが、美形揃いの絵を見てるだけでも楽しいです。
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灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚