5.0
この設定で大丈夫?と思いながらも絵に惹かれて読み進めていくといつの間にかハマっていました。
ヒロインは色々名前が変わるので混乱してきますが、いづれにせよ皆同一人物で皇帝に飲ませ続けるはずだったある「毒」
を皇帝ではなくヒロインが飲み続けていた事でこの不思議な設定の謎に納得しました。
サリバンの存在がこのストーリーを面白くしていますが、彼が反逆者として捕まってから処刑されるまでが一番面白かったです。自分が一番玉座の似合う高貴な人間で自分以外は皆虫けらの様に見下していた姿から、惨めな姿になってもなお最期まで悪あがきしている様は可笑しかったです。そして読者をスカッとさせる最高の復讐でした。
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夜は二つの名前がある