げんないさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全14件
  1. 評価:5.000 5.0

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    この設定で大丈夫?と思いながらも絵に惹かれて読み進めていくといつの間にかハマっていました。
    ヒロインは色々名前が変わるので混乱してきますが、いづれにせよ皆同一人物で皇帝に飲ませ続けるはずだったある「毒」
    を皇帝ではなくヒロインが飲み続けていた事でこの不思議な設定の謎に納得しました。

    サリバンの存在がこのストーリーを面白くしていますが、彼が反逆者として捕まってから処刑されるまでが一番面白かったです。自分が一番玉座の似合う高貴な人間で自分以外は皆虫けらの様に見下していた姿から、惨めな姿になってもなお最期まで悪あがきしている様は可笑しかったです。そして読者をスカッとさせる最高の復讐でした。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

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    短編ならではの良さを生かしたサクサク読める素敵な作品。
    この作品での悪者は皇帝の継母である皇太后と宰相の2人だけでしたが、あんなに可愛くて純粋な異母弟は実はこの2人の隠し子だったというのは驚きました。そして兄である皇帝を慕っているこの子が一番可哀そうに思えました。

    皇宮に入って酷い目に遭わされましたが、ヒロインは身内のいない孤独な女性だったので最後は2人の子供と皇帝の4人家族幸せな時を一緒に過ごせて、とても心が温かな気持ちになりました。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

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    皇帝と芭陽は古の時代から繋がっていた神の子とその主であるものの、真実の揺るぎない愛で結ばれた二人。

    しかし、これが始まりの終わりになるのではと読み進めて二人の仲睦まじさを毎回確認しても不安が拭えず。
    そしてついに陛下の狂気が発症して芭陽が犠牲となって亡くなり……。
    芭陽の血を吸ったおかげで皇帝は正気に戻りましたが、芭陽が亡くなった事を知った時の皇帝の底なしの悲しみには読んでる側にも胸が詰まる思いがしました。

    芭陽は生前の母からもらった神珠を皇帝に渡していましたが、それを皇帝が飲み込み皇帝と芭陽は魂が繋がり生き返りましたが、それを飲み込んだ事によって相手と痛みも死も繋がってしまうとは素敵な夢の様なお話です。
    もしその様な神珠がこの世にあったとしても、自分にはそれを飲み込める程愛していた人はいなかったなと振り返ると寂しい限りです。

    皇帝は芭陽の出産の痛みも同じように感じて耐え、人生を終えるのもまた同時に。
    自分の来世の人生、こんな伴侶が見つかればと願ってしまいました。

    • 42
  4. 評価:5.000 5.0

    タイトルで期待はしていなかったのですが、素晴らしく感動する内容でした。
    クロエの壮絶人生には絶句しましたが、アッシュの過去が段々判明するにつれクロエの人生と同様に驚愕しました。
    意志もなく自分自身を失った人形状態のクロエをアッシュは優しく見守りながら彼女自身に考えさえ、意志を尊重して本来の明るく前向きな彼女に取り戻させる術は、宗教に洗脳された人を解く方法と似ていて作者の手腕に感服しました。
    そしてゆっくり一つずつ過去を振り返って考え、彼女を苦しめた人達に正当な方法で罪を償わせていくのもスカッとして気持ちが良かったです。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    転生、魔力、神聖力と言った話は好きではなかったけど、このストーリーは壮大で深みがあり引き込まれました。
    絵も素敵です。
    最後まで読まないと理解しにくい所はありますが、カロット病の正体や皇帝の不気味さ、なぜ皇帝は皇太子よりも大公を一番寵愛するのかが興味深かったです。
    アデルに想いを告げる事はなく彼女のために戦い、彼女の幸せが自分の幸せであるかのような硬派なジンが一番カッコ良くて好きでした。
    ヘクシオンとアデルは神聖力を手に入れた分、普通の人間界とは違う時間軸になってしまいますが、2人が一緒の時間軸で共に幸せならハッピーエンドです。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

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    最初読んだときクラリスのバカっぽい顔が好きではなかったのですが、
    第二皇子のウィルバートの子供の姿があまりにも可愛すぎて虜になってしまいました。
    中身は凛として生意気な大人の皇子のままなので、そのギャップがたまらないです。
    ストーリーも展開がテンポ良くて、サクサクと飽きる事なく最後まで読めました。
    クラリスの顔も癒し系に思えてきて、呪いが解けたカッコいいウィルバート様とお似合いだと祝福の気持ちでしたが……
    ラストは両賛否あるかと思いますが無理やりくっつけるわけではない、ナチュラルで印象的な2人の姿で終わり清々しい気持ちになりました。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    自分が人生でもう体験出来ない理想の恋愛ストーリーで最高にドキドキときめいた。
    仕事では冷徹なイケメン上司が部下の清子にはプライベートでは理性を保てなくなる程夢中で、風呂上りの色気や、時には甘えたり、寄り添ってあげたり、独占欲強めの嫉妬だったり、この部長は男として完璧です!
    でも、自分の上司にしたいのは部長より清子の方がいいな。
    清子は責任感強くて部下の失敗もかばってくれる癒し系だし。
    2人がキスより先に進もうとしているやり取りを言葉に、文字にするのがたまらなくエロいと思います。
    清子の方がエッチに積極的になっていくのは意外でした。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

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    ただの貴族社会の恋愛ストーリーではなく、現代女性にも通ずる主人公オパールの生き方に共感しました。
    政略結婚とはいえ旦那になった公爵ヒューバートやその使用人達のオパールへの敵対心はムカムカ、イライラしながらもオパールを応援しながら読んでいました。
    オパールは読んでいる私より冷静で、正論でいつも敵を黙らせていたのはスカッとしました。
    公爵領を立て直すために最初は冷徹と思われる事をしていきますが、公爵領も立て直し、ヒューバートも成長し、オパールの強さと優しさを皆理解した時は、もうオパールは去る決意をした時でした。
    ステラだけがオパールを最後まで嫌い、オパールの努力や恩恵を理解していなかったのは腹立たしいです。
    7年も苦労したわけですから、離婚後はゆっくり余生を過ごして…とはいかなったですね。
    今度は幼馴染のクロードが侯爵となって現れオパールと再婚して他国に嫁ぐ事となりましたが、また受難の日々が続きそうな予感で、彼女の平穏な暮らしと幸せを願っているけどまだまだ落ち着きません。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

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    家族から虐げら姉の身代わりに恐ろしい悪名を持つグーテンベルグ伯爵(ジン)に嫁ぐ事になったクラリス、
    予想出来るストーリーで辺境伯ジンも包容力のあるカッコいい年上男性でした。
    予想外に闇の深い酷い話だったのはクラリスの家族でした。
    でも、二人で実家に行った時に全てが明るみになり、ジンが毅然とした態度で復讐してくれてスカッとしました。
    姉は両親の犠牲者とも言えますが、父親と姉の人間性は醜すぎてもっと地獄に落ちてほしかったです。
    ジンは以前クラリスを見かけた事があり、一目惚れだったんですね。
    彼女の純粋で素朴で謙虚な様は姉のファーレインハイトの宝石よりも輝いて見えていたのでしょう。
    ジンは最初からクラリスを嫁にほしいと希望していた事をクラリスが知っていれば、怯えたり自分を卑下する事もなかったでしょう。可哀そうでしたが、最後は彼女を愛する、慕う人々と幸せに暮らせて私も嬉しくなりました。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

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    最初はなんとなく読んでいましたが、だんだん引き込まれ好きな作品になりました。
    主人公ジュティの強さに女性として尊敬しますが、政略結婚させられた夫となるレナードが一番気になる存在でした。
    ザカリーの息子だけあって悪党だと思っていましたが、彼は親の犠牲者でジュティと結婚し成長していく姿が見どころです。
    一年で離婚してお互い元々の恋人と再婚しますが、レナードは現妻のミランダと元妻のジュディを比べてしまいまた離婚し、商会を立ち上げたジュディを支えていきます。
    レナードのジュディへの愛が実らないにも関わらず彼の直向きで健気な姿にとても切なくなっていきます。
    最終回はハッピーエンドだけども切なく涙が出ます。
    ジュディのレナードへの想いが素晴らしくてジュディも救われた気持ちになったのではないでしょうか。

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