5.0
センスのかたまり
何なのっ、この清々しさ、瑞々しさ、読後感の良さは!
この作者さん、センスのかたまりでは!? 言葉のチョイスもそうだし。言葉で説明できないような感情も、表情だけじゃなく、人や物すべて使って表現してて、その切り取り方、構図も洗練されてるし。このまま映画にできてしまえるくらい、たとえ風景のワンカットだって無駄なものは一つもない感じ。
展開の妙、緩急が効いてて、テンポもいい。笑いも、遊び心がふんだんに盛り込まれてる。小ネタなんかも、例えば太宰の手紙やら落書きやらも1コマにさらっと描いてて。そういうのも、分かる人には分かるっていう楽しませ方も心憎い!
そして、店長がちゃんとオジサンでびっくり。シブいとかダンディとかじゃなくて、ほんとに普通にくたびれてて。でも、知るほどにカッコよく見えてくるのだから、不思議。クールなあきらも、好きな人のこととなったら、普通に恋する乙女で、まっすぐなとこも可愛い。恋だけじゃなく、それぞれの青春も織り交ぜてるのもいい。
あ~面白い! 読んでてワクワクする! 心かき立てられる、大満足の作品。
-
1









恋は雨上がりのように