3.0
素敵なお人柄が感じられて
妻が単行本を買ってきて家族みんなで読んでます。たかぎさんや周りの方々の人柄にあったかい気持ちにさせていただいてます。
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88002位 ?
妻が単行本を買ってきて家族みんなで読んでます。たかぎさんや周りの方々の人柄にあったかい気持ちにさせていただいてます。
ちくま文庫の初版本で最初に読みました。穏やかでない始まり、なんとなくホッとする結末、その繰り返しが好きです。電子版で読めるなんて素敵なことです。
所長を筆頭にめちゃくちゃな登場人物たち、どこまでが本当のことなのか、なんてどうでもよく面白くて何度も読み返しました。今のご時世では色々言われそうですが、ロックな所長が好きです。
テクニックや楽器の良し悪しに関係なく人の心に響く音楽ってどんななんだろう、と想像を見ながら読んでいました。和音とうたのそれぞれの物語が互いに影響しながら進む物語に惹かれました。
人の生き死に、血の繋がり、男と女、いろんな事の機微に触れる様な物語、コミカルなタッチで緩急をつけながら、肝心なところでグッと心を持っていかれる、大好きな作品です。
読んでいるとフリーキーなジャズがものすごい音圧で聞こえてくる気がします。加えて主人公や登場人物たちの極めて個性的な音楽との関わり方と生き方が、ロードムービーのような物語と相まって没入しました。
単行本の初版を、表紙に惹かれてジャケ買いしました。私がそれまで読んだ原爆に関する漫画や小説と異なり、穏やかで静かなのにとても重い物語に打ちのめされました。
読み始めてすぐに、どうしようもなく救いのない設定にショックを受けましたが、子ども達は、世界はどうなってしまうのか、気がつけば没入して読み進めておりました。
不安や葛藤、挫折の物語のはずなのに、種田のライブ、ビリーが芽衣子を迎えに行って種田を思いながら声を押し殺して泣くところ、芽衣子のライブ、胸が詰まる感じで読み返してしまいます。
極めて言葉少ないが、極稀に心の熱が透けて見えた父。愚痴をこぼしながら子育てと家事をこなしつつも、時に大胆な行動をした母。二人を思い出しながら繰り返し読み返しています。
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体力アップ1年生