4.0
永遠の憧れ?性別を超えた偉丈夫
私のような後宮の物語好きにはたまらないデス。その上恋愛にとどまらない、人と人の愛というか、人を好きになってしまう気持ちをうまく描いてくれていて、読んでいて気持ちが落ち着きます。人間、捨てたものじゃないぞ、って。小玉のかっこよさ、豪胆さ、天然なところ、生まれながらの王なのだなと。きっと文林もそこはとってもよくわかっているのでしょうね。どこぞの主上のように、己を通すのではなく、相手を活かしつつ、統べていける文林様だと思う。でも、歴史上のあらゆる主上が陥ったうねりの中に、いつか巻き込まれてしまうのかな・・こんな皇帝と妃がいる国があったら、ずっと続いていたのだろうなぁと思わずにはいられません。
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紅霞後宮物語~小玉伝~