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押しかけ婚約者になるところまでみたい
初恋の黒騎士様が自分の師匠のところにやってきた。実は自分の婚約者として来ているっていうのはまだ知らない。なかなか進まないので、いつになるのか、もしや見れないのではと思うほど。
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初恋の黒騎士様が自分の師匠のところにやってきた。実は自分の婚約者として来ているっていうのはまだ知らない。なかなか進まないので、いつになるのか、もしや見れないのではと思うほど。
あまり自覚はないけれど、才能にあふれ、人格も素晴らしいという設定のヒロイン。天后になる試験を受けるが、その本命は上位10名ほどに食い込むこと。そして、良い仕事を得ること。設定自体が定番中の定番。時代ががっているのに、文明の利器がちりばめられていて、かなり違和感。
前世が魔王のヒロイン、アビゲイル。とは言え、本当に魔王という存在だったかは誰にもわからない。人間にそう呼ばれていただけ。普通じゃない過去と幼少期の環境のせいか、彼女も普通じゃない。姉のかわりに侯爵家の次男であり、子爵の爵位を持つ旦那様に嫁いで、少しづつ変わっていく様がとてもいい。小説も読みましたが、可愛い。
姉の元婚約者?まだ姉が好き?自分はどうすればいいと悩むヒロイン。旦那さんはどう思っているんでしょうか。ヒロインは心を打ち明けないのか、とにかく拗れる。
なぜそうなる。好きなら好きって言えばいいのに、ヒロイン、ヒーロー共に拗らせまくり。「お前は俺のものだろう」いや、違う。ちゃんと言わなきゃ伝わらない。
魔王城の料理人という環境で、がんばる下働き状態のヒロイン。怖いけど実は面倒見がいい先輩を味方につけ、日々努力。大男の先輩が意外にかわいい。
可哀そうなシンデレラ環境から、人質のように嫁に出されるが、紆余曲折を経て、愛され妻に。なぜか旦那様は怖い系。ここでは狼公爵さま。でも溺愛。幸せならいいけど。
契約恋愛、契約婚約、契約結婚、なぜか溺愛、執着系に発展する。このお話もそういう展開。そんなにうまくいくなら、すべての関係がそうなってもいいのに、もちろんそんなはずはなし。
可哀そうなシンデレラ、いじめられて追い出されたシンデレラ。王子様じゃないけど、素敵なヒーローが助けてくれる。なんだか、そのパターンが多すぎて、ちょっとお腹がいっぱい。
頭の足りない節操なしの男という印象がぬぐえない。ただただボンクラなだけなのかもしれませんが。ヒロインはかわいらしく、つつましやか、おバカでもなく、堅実。馬鹿な男が本当に心を入れ替えていることを祈るばかり。
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男運ゼロの薬師令嬢、初恋の黒騎士様が押しかけ婚約者になりまして。