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僕は生まれてから一度も…
「…お母さま
どうして僕を産んだんですか?
僕は生まれてから一度も幸せだと思ったことがありません」
これはものすごくキツくて、痛くて、言葉を失いました。
産まれてから一度も…
この言葉を最後に自ら命を絶った我が子を抱いて、母はどれほど絶望し、後悔し、のたうち回っただろうか。
子どものためという名分で自らの復讐に費やされた人生は、子どもの命を奪うほど悲惨な経路だった。
やり直したいとほんとうに願うのはこういうケースだよな、と納得してしまうほどの悲劇。
最大の復讐は自分が幸せになること。
何がほんとうの幸せなのか。それを掴めばすべてが流れていく。
第二后妃様、二度目の人生をどうか悔いなく、我が子を愛して、ただひたすら愛して、守って、まっとうして欲しい。
最後まで読了出来ていませんが、とても素敵な物語です。
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皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~