5.0
五感が消える恐ろしさ
この方の絵は柔らかくて綺麗でとても落ち着きます。
未来を視ることの対価は重いのだな、と感じます。そもそも、ニンゲンは来たる未来を知ってはいけないのでしょう。時間は未来から過去に向かって流れていると聞いたことがあります。
だから、今目の前に来ている「もの・こと」は未来から流れてきている。
つまり過去の経験から判断すると直感を読み違えるのだと。
未来を視ることに対する憧れは誰にでもあって、簡単にそれが出来ると思ってしまうけど、そのために負うものを考えると、やはり、ただ淡々と最善を尽くして生きていくことが良いのだろう。
対価を払い続けたヒロインが、今度こそ自分のために生きられるよう、五感を取り戻せるように願ってます。
、
-
8
消える私に夫の愛はいりません