4.0
悪役を憎みきれない
最初はテンポ良く物語が進み、ヒロインの復讐を願っていたけど、ヒロインとサウーベルカ皇帝との関係が構築されてくると、進み方がゆっくりになり、時折平和な日常のシーンが穏やかに流れることがある。
それはそれで楽しいシーンではあるけど(お祭りやお茶会など)、復讐や裏切りが流れているときには出来るだけ緊迫感とともに走り続けて欲しい気がしました。
そういうとっておきの甘々な場面は本編終了後の外伝などでとっておいてくれれば、本編が終了して気が抜けて寂しくなっている読者への素敵なプレゼントになると思われるので♡
ユアレバンナの元国王…アメリアの兄は、なんだか憎み切れないというか、人間味があって、気の毒に感じてしまうところが、きっと作者さまの人の良さの表れなんだろうと思いました。
-
1
政略婚皇后は復讐の毒に咲く