5.0
本編まで♪
交通事故に遭って異世界に飛ばされた愛夢。
初めはとても冷酷で非情だった吸血鬼公爵ミロードが、生きるために必死に、メイドとして彼の気まぐれな難題に尽くしていく姿に心を動かされていく様子はなかなか良かった。
ただ、途中から何故彼が愛夢にそこまで執着し、出会った頃の自分の態度を後悔するようになったのかが分かりづらかった。
それでも、そうやってまるでごく普通の恋愛模様のように嫉妬したり勝手な思いこみでお互いがすれ違ってみたりするところは微笑ましくもあった。
愛夢を吸血鬼にしてしまおうと思い詰めるミロードの姿は壮絶で悲しくもあり、それに対する愛夢の反応もなかなか読み応えあった。
最後はほっこりする感じに終わってくれて、大変読後感が良かった。
なかなか好きな世界観でした。
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メイドと吸血鬼