れれれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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  1. 評価:5.000 5.0

    本音と躊躇い

    日野課長はある日突然、若い美人の部下の心の声が聞こえ始めて、自分に好意をもっている事に気づいてしまい落ち着かない。真面目な性格で過去の恋愛のトラウマから仕事一筋の彼は戸惑いドギマギしてしまう。心のつぶやきを聞かれてしまっている新木も過去のトラウマを引きずりながらも前向きに仕事一筋で頑張っている。彼は彼女の思いを迷惑だとは思っていない。ただあまりにも想定外だったので驚いてどう対応していいかわからない。彼女も片思いであることを楽しみながら、彼と一緒に仕事できることが何より嬉しいと感じる、欲張らない女性。この二人をそっとしておいてあげたいと思う。自然な流れの中で、二人が同じ所にたどり着くか、別々の道を進むか、静かに見守っていたい。

    • 12
  2. 評価:5.000 5.0

    一日の終わりに大切に読みたいお話

    湊君、山神さま、テン達、亀さま、風神雷神 みんな全部好き。湊君は凄い能力を持ちながら自覚が無く謙虚で無欲な好青年。山神さまは偉い神様なのに偉ぶらず、湊君を導いてくれる尊い神様。テンたちは食いしん坊で甘えん坊だけど、可愛い眷属。亀さまは庭が気に入り住み着いてしまい、湊君を助けてくれる頼りがいのある住人。風神雷神は突然現れて皆を驚かせ、湊君に風神の術を授けてくれた。彼らが繰り広げる物語は穏やかで、心優しく、和ませてくれる素敵なお話がいっぱい詰まっ宝物。ほのぼのとする物語は私たちの心に沁み、優しく癒してくれるエッセンスがいっぱい詰まっています。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    正義という名の洗脳

    あずみを読んでかまぼこ隊を思い出してしまった。物語の展開上、多少の違いはあるが、彼らの共通点は多い。親を失い身寄りがなく貧しさに喘ぎ、頼れる大人がいない十代前半の子供たちを鍛えるのは、身体能力が一番向上する時だからだ。加えて、その年頃はまだ分別がついていないので飴と鞭を効果的に使えば正義という名の洗脳は容易い。彼らを先導するじい様には戦の無い世の中という大義名分があるが、都合のいい、腕の立つ抹殺集団を作ったのと同じだ。彼らは何の疑いもなくじい様の言う通り人を切るが、彼らもいずれ成長し、自分で考えるようになった時、自分たちのしてきたことをどう思うだろう。その時、道は分かれるかもしれない。生きるために何を成すべきか、何の為に生きるのか、そしてこれからどう生きるかを自身に問うだろう。

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  4. 評価:5.000 5.0

    大正ロマンって好きだな!

    時代設定が大正だから、そうだったのかと頷けることがほのぼのとしてとても良い。今では考えられない身分の違いとか、元華族とか出てきて、それに翻弄される人間模様が矛盾を感じながらも初々しい。蘭子さんも元お嬢様だけど、家が没落してカフェで女給の仕事しながら生き生きと描かれていて、彼女に惹かれる耀一郎さんも身分は上だけど、坊ちゃんタイプの可愛げがあって好感がもてる。親が決めた許嫁と知って驚くが、両想いになり、これからが一番楽しい時。喧嘩したり、ぶつかり合ったり、意地を張ったりしながら、強い絆を結んで幸せになってほしいな。二人を取り巻く環境も大正時代の文化や慣習だからいっしょに楽しめるので、この時代設定が好きです。

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  5. 評価:5.000 5.0

    岬君の誠実さが光る!

    互いに惹かれあう岬君と京花さんは相性も抜群で素敵なカップルなのに、彼女は二人の関係を隠している。それは彼女の外の顔がキャリアウーマンで二人の年の差が7歳あり、岬君が現在二十歳の大学生だからだ。プライベートの京花は世話好きの甘えたがりの岬君一筋の可愛い女性だけど、年の差ゆえの社会的立場の違いが二人を悩ませる。彼はおっとりタイプだが芯は強く頑固なところもあり、大好きな彼女に対してとても誠実なところが微笑ましい。しかしまだ学生で将来に未知数な部分が彼を頼りなく感じさせてしまうが、彼の京花に対する一途な思いに嘘はない。男として背伸びをしたい岬君がなんともいじらしい。社会や周りの人たちに振り回されず、岬君の欲しいものを手にしたくましい男になり京花と幸せになることを願う。

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  6. 評価:5.000 5.0

    キテイの使命は?

    幼い子猫のキテイは亡くなった母の教えに従い、狼家族に救いを求めた。可愛いキテイは猫という事を隠して親切な狼家族の養女として迎えられるが、彼らは彼女が猫ということを承知の上で大切に育ててくれる。しかし狼夫妻は最初からキテイが特別な能力を持っていると察知し保護してくれたのかもしれない。この世界では、唯一女神の存在に気づける猫の名がイカロス、キテイの殺されてしまった父と兄だった。彼女はまだ幼く、この事実を理解することはできないが、母は信頼できる狼家族に娘を託したのかもしれない。キテイは信頼できる家族の中で成長し、いつか彼女の力を発揮することができるだろうか?キテイは特別な力を皆の為に使い、温かく見守って育ててくれた狼家族に恩返しができるだろうか?

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  7. 評価:5.000 5.0

    刹那の旅路

    余命いくばくもない令嬢紗都子はひょんなことから一匹狼の殺し屋と出会い、結婚の約束をし逃避行が始まる。生い立ちや育った環境も違う二人だが、種類の違う重荷を背負って生きてきたことは間違いない。未来に対する希望もない、今日一日をギリギリ生きているような二人の旅路は刹那的と言わざるを得ない。しかしそんな二人が時には、まるで普通のカップルのような言い合いをしたり、誰でもするような些細な喧嘩をするのが微笑ましくもあり悲壮感も感じる。この二人に明るい未来など来るはずもないのに愛おしさを覚えるのは何故だろう?しかしタイトルの暗示は容赦なく二人に降りかかる。二人の結びつきはホタルの嫁入りなのだ。紗都子の命は蛍になぞられ、その嫁入りは、儚い刹那の中に消えるのだろうか?

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  8. 評価:5.000 5.0

    神様からの贈りもの

    アパートに引っ越してきたお隣さんは、とても感じのいい人ですが、栞には魚の顔に見える。最初は驚いたけど、話すと自然に打ち解けて、一緒にいるとお互い心が和む。でも何かの拍子に魚の顔がイケメンに変わると栞は逆に緊張して逃げ出したくなる。栞は魚くんとは会話が弾んで楽しい。魚の時もイケメンの時も彼は同じように栞に接して彼女の人柄に惹かれる。栞だけが魚に見えたりイケメンに見えたりするだけで伊達君はいつも同じ。これは神様が伊達君の顔が栞だけ魚に見えるよう魔法をかけたのかもしれない。自己肯定感と自尊心がズタズタの栞を励まし応援する為に心の真っ直ぐな伊達君をひき合わせてくれたのかもしれない。イケメンのままだと栞が話もできないから、伊達君を魚の顔にちょっといたずらしたのかもしれない。だから面白くてしょうがない!

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  9. 評価:5.000 5.0

    人間の根源を問う作品

    タイトルが示す「ちいさいひと」の意味を考えながらこの作品を読むと、学べることが多くあります。子供はまだ小さく未熟なだけで、私たち大人と対等の存在であるということ。その小さく未熟な子供から私たちはどれだけ多くの事を学び、どれ程かけがえのないものを与えられているかを痛感しました。ここに描かれている現実は実に厳しく、目をそむけたくなるような大人の醜さがあります。それでも決して諦めない人たちがいて、どんな状況でも生きようとする子供の前向きさが心に刺さります。私たちもかつては「ちいさいひと」だったこと忘れてはならないことですね。

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  10. 評価:4.000 4.0

    二度目の成長物語

    良家の娘、半夏は健やかに育ち、幸せな結婚をしたかに思われたが、その全ては継母と異母姉に欺かれ陥れられ命まで失うことになってしまう。しかしその寸前16歳に転生し全てを悟る。今まで気づきもしなかった継母と異母姉への疑惑が確証に変わり、知恵を駆使して果敢に挑む姿が頼もしい。今までの視野の狭さ、無知な故の失敗を反省し、注意を払い、思慮深い言動は転生前とは全く違う。以前の甘さを反省し,隙を見せない振る舞いで継母と異母姉の策略をことごとく防ぐ姿は見事だ。しかし転生前知らなくて騙されていた彼らへの復讐ではない。気づいて悟った事を改めて検証し、知恵と勇気をもって、しなやかに生き抜く半夏の第二の成長物語である。今まで簡単に騙せていた半夏の変貌に継母と異母姉は驚き、彼らの悪意は高まるが、いずれ墓穴を掘るだろう。決して負けない半夏にエールを贈る。

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