4.0
表紙絵とタイトルのギャップに惹かれて、、
表紙絵だけでの印象だとよくありがちな高校生同士の恋愛物語かな?って感じつつも、でもタイトルのつけ方に何かの背景も感じて読み進めました。
前半は、うーん、一般的によくある高校生の日々の生活を描いていた印象だったけれど、あるタイミングの話数から風向きが変わり始め、ヒロイン・すみれの過去の経験からの心の機微を感じる流れに。そして次に律希の過去の心の傷・トラウマ(割と深め...)からの話の展開へ。支えあっている二人の関係性としても話の筋的にもけっこう要の部分の数話の内容がさらっと流れた感があるのが残念に思えてしまったのと、その数話の間に登場する律希の父親の描き方に重みがなくて←中高年の顔つきや体つき・服装の描き方でなく線がか細いと感じた(率直な感想でごめんなさい🙇)のが相まって話の深みが薄れた印象がした、のが残念でした。
でも、全体の話としては、ティーエイジャー(のカップル)が向き合うには深めで意外な方向性とストーリー展開で、それを解決した後の二人の心の繋がりと支えあいがさらに進みそうなのと、「友達=信じあえる関係」との辛みもあって結構好きな作品です。。。
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その笑顔好きじゃない