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暗闇から這い上がりたい人達を支えるお仕事
「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、社会問題に飾らず向き合っている描写に興味が尽きず、こちらも読み進めました。ショッキングなタイトルですし、内容も、現実に起きているのだと受け止めるのに心を痛める場面が数多くあります。しかし、そこから這い上がる本人や家族、押川さんたちの心ある支えに、言葉に出来ない思いがこみ上げます。
美しいだけじゃない家族の繋がりに、一見土足で足を踏み入れるような押川さんの接し方に、中には反発を覚える方もおられるかもしれません。でも私には、優しさに溢れた人にしか見えませんでした。這い上がってくるんだ、本来のあなたにはその力があるんだから、と言っているような相手を信じている温かさです。家族に対し同じような悩みを抱えて、それでも前に進みたいともがいている時、押川さん達のような存在はどんなに心強いことか。
心が重くなるシーンもありますが、それ以上に読んで良かったと思える作品です。ありがとうございました🙇
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「子供を殺してください」という親たち