以前は、多少足りないところがあっても、他の部分で補えれば良かろう、勉学は苦手でも、王者としての心掛けがあれば、周りの手を借りながらどうにかやって行けるだろうと、容赦されていたんだよね、フレディは。
いわば愛すべき凡人で、平和な時代には案外そのぐらいの方が良いかも、と肯定的に見られていた部分もあるだろう。「運命の恋」が結果的に認められてしまったのも、その容赦の延長だっただろう。ルーラの問題行動についても、今後、自らの地位に自覚を持って、心を入れ替えてくれれば、という期待値を込めた容赦だったのだろう。
なんだかんだ言っても、王太子で聖女なんだから、わざわざ言わなくても分かるでしょ、という前提があったと思うのだが、ルーラは婚約披露時の自身への悪評を知っても、反省するどころか、デイジーに責任を転嫁した。学園での二つ名を王妃に指摘されても、周りの嫉妬のせいにし、フレディもそれに同調した。行政能力以前の問題である。
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後悔するならご勝手に~あなたの選んだ聖女様とどうぞお幸せに~
040話
第14話 王太子の資質(2)